「希望を捨てず頑張っています」二十歳の節目祝う式典で決意新た 一方「成人式」→「二十歳の集い」などの名称変更に「どこが違うの?」戸惑いの声も=静岡

静岡県沼津市戸田では1月4日、人生の節目を迎える若者を祝おうと二十歳の集いが開かれました。小学校時代に作ったタイムカプセルを開けるなどして、夢や目標への思いを新たにしていました。

静岡県沼津市戸田では、市内で一足早く1月4日に二十歳の集いが行われ、戸田地区の対象者15人が参加しました。式典が終わり、一番盛り上がったのが、小学校の時に作ったというタイムカプセルの開封です。

<参加者>

「え〜何?」

入っていたのは、二十歳を迎えた自分に宛てた手紙です。

<山口映奈さん>

「希望を捨てるなと書いてあります。いまも希望を捨てずに頑張っています」

Q.やりたいことは?

「広告関係の仕事に就きたいなと思っています」

<斎藤蘭夢さん>

Q.何が書いてありました?

「あっ、テストが入ってる。こっぱずかしい感じがして、恥ずかしい気持ちになりました」

Q.夢は何ですか?

「いまは、WEBデザイナーになるのが夢です」

Q.なれそうですか?

「ちょっと」

<髙田優さん>

「お金持ちになって社長になると書いてありました」

Q.将来の夢は?

「キックボクシングをやっているんですけど、将来は絶対チャンピオンになりたいと思います」

沼津市では1月8日にも各校区で式典が開かれます。

1月3日は静岡県静岡市などでも二十歳を祝う式典が開かれました。静岡市のグランシップで行われた式典には2623人が出席。

<静岡市 田辺信宏市長>

「今年は特別であります。成人年齢が二十歳から18歳に引き下げられました」

2022年まで多くの自治体で「成人式」として開催されていましたが、成人年齢引き下げにともない、2023年は静岡市でも式典の名称が「成人式」から「二十歳の記念式典」に変更になりました。

<記者>

Q.名称が変わったのは知っていた?

<参加者>

「知らない」「成人式じゃないの?」

「初めて知った」「どこが違うの?」「二十歳の会みたいになっている」「嘘1?」「本当」

出席する若者にはまだ、なじみのない式典の名称変更。県教委によりますと、県内では26の自治体が「はたちの集い」「二十歳の集い」として開催し、地域の若者を祝います。今年度、県内で二十歳を迎える若者は3万4199人です。

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