宮崎学園ユネスコ校認定 国際交流活動を評価

ユネスコスクールの認定証を手にする宮崎学園中・高のインターアクト部

 国連教育科学文化機構(ユネスコ)が、国際理解教育などに積極的に取り組む学校を加盟校とする「ユネスコスクール」に宮崎市の宮崎学園中・高(佐藤公洋校長、1197人)が認定された。県内の認定は3校目。同校のカンボジア支援の募金やルワンダとのオンライン交流などの活動が評価された。
 同スクールはユネスコ憲章に示された理念を教育現場で実践してもらおうと、1953(昭和28)年から認定を開始。世界182カ国の約1万1500校、国内では約1120校が加盟している。
 同校は「『共に生きる』人々との関わり方」「さまざまな文化や国々との関わり方」「自然や環境との共存」を掲げ活動。特にインターアクト部は、アフリカ・マラウイの民族衣装をイメージした柄のバッグを販売し、収益を現地に贈り、労働環境改善などの支援につなげてきた。同部に所属する同校1年の猿山蒼椛(あおか)さん(15)は「先輩から引き継いで続く活動が認められうれしい。今後、交流が広がっていくのが楽しみ」と話していた。

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