統一地方選挙候補者から旧統一教会と関係遮断の確約書 自民党福井県連が提出求めることを決定

自民党福井県連の総務会であいさつする山崎会長(中央)=12月24日、福井県福井市の福井パレスホテル

 自民党福井県連は12月24日、福井市内で執行部会と総務会を開き、2023年春の統一地方選の対応を協議した。知事選では現職で再選を目指す杉本達治氏の推薦を了承した。また党公認、推薦候補者には旧統一教会との関係遮断を順守する確約書の提出を求めることを決めた。

 執行部会には山崎正昭会長や仲倉典克幹事長ら約20人が出席。杉本氏から出された推薦願は異論なく了承した。山崎会長は報道陣に推薦理由として「さまざまな県政課題に攻めの姿勢で取り組んでいる。コロナ対策も大きな評価を受けている」と語った。

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 県議選では現職21人を公認。敦賀市長選では新人の米澤光治氏を推薦することを決定した。福井市議選では現職9人を公認、現職6人を推薦、敦賀市議選では現職2人を推薦することを決めた。

 公認、推薦候補者には確約書で旧統一教会や関係団体の活動を助長する行為や不当な政治的影響力を受ける行為を行わないよう求める。旧統一教会との関係遮断を求める党本部の方針に沿った対応。仲倉幹事長は「今後行われる各選挙においても当然、同様の対応をする」と述べた。

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