大凧あげ祭り、やっと客入れて開催へ 例年5月3.5日に春日部で 昨年3年ぶり開催も無観客 露店も予定

風を受け青空を勇壮に舞う「令和」の大凧=2019年5月3日、春日部市の江戸川河川敷

 毎年5月に江戸川河川敷で開かれる埼玉県春日部市の「大凧(おおだこ)あげ祭り」(同実行委主催)で、市は4日、凧に描く文字や引き手の募集を開始した。今年は観客を入れて開催する予定。

 祭りは、毎年5月3日と5日、市内西宝珠花の江戸川河川敷で開かれる。縦15メートル、横11メートル、重さ800キロの大凧を揚げる。大凧は上下二手に分かれ、公募で選ばれた世相を反映した文字がそれぞれに描かれる。

 新型コロナウイルスの影響で、昨年3年ぶりに開かれた大凧あげは無観客で実施。今年は感染予防を呼びかけながら、有観客で開催する。露店なども並ぶ予定。

 実行委の事務局を兼ねる市観光振興課は、はがきやファクス、メールで大凧に描かれる文字と当日大凧を揚げる「引き手」を募集している。同課は「コロナ前と同じ形での開催に向け準備したい」としている。

 問い合わせは同課(電話048.736.1111)へ。

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