広島のエモい絶景スポット5選

スポット①府中市 上下白壁の町並み

まるで映画のワンシーン。歴史ロマンに浸る町並み

山陰と山陽を結ぶ宿場町で幕府の直轄地(天領)として栄えた上下町。今も商店街一帯を歩けば、白壁やなまこ壁、格子窓といった歴史情緒たっぷりの風景に出会えます。明治期に旧財閥角倉家の蔵として建てられた「上下キリスト教会」をはじめ、レトロで趣のある建物がズラリ。国内に残る数少ない木造芝居小屋の「翁座」は、灯りに照らされた回り舞台、花道、奈落など、まるで大正時代にタイムスリップしたかのような空間です。随所に歴史ロマンが感じられる町並みはどこを切り取っても絵になります。

築150年の町屋を再生した「泊まれる町家天領上下」。見事な細工が施された欄間や障子窓など、明治時代の建築美が味わえる

「翁座」やお寺の楼門、路地裏などはガイドツアーでのみ見学が可能。「上下スタイル」で着物の着付・レンタルをし、町歩きをすることも

スポット②尾道市 耕三寺博物館 未来心の丘

眩しすぎる白の世界。人気のフォトジェニックスポット

「西の日光東照宮」として知られる豪華絢爛な耕三寺・耕三寺博物館。本堂裏の遊歩道を進むと、その先には幻想的な白い世界が一面に広がります。イタリア・カッラーラの大理石が使われた広さ5,000㎡にも及ぶ庭園は、世界で活躍する彫刻家・杭谷一東氏が手掛けたもの。大小さまざまな形をした白のモニュメントがそびえ立つ様子は、ギリシャのサントリーニ島を想起させます。見渡す限りの白に囲まれた世界は厳かな雰囲気すら感じさせます。

まるで竜宮城のように鮮やかな耕三寺。国の登録有形文化財に指定された15棟の堂塔のほか、貴重な館蔵品も見ることができる

「未来心の丘」にあるカフェも彫刻家・杭谷氏のデザイン。白い大理石に囲まれた店内から眺める風景はまるで地中海にいるかのよう

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スポット③神石高原町 とよまつ紙ヒコーキ・タワー

青空に映える紙ヒコーキ。絶景の中へ飛ばす開放感

神石高原町下豊松にある米見山の山頂、標高663mにポツンと1棟立っているのが「とよまつ紙ヒコーキ・タワー」。その名の通り紙ヒコーキを飛ばして遊べるという世界でも珍しい施設です。木製の机と椅子が並ぶ1階の作業スペースでは自由に紙ヒコーキを作ることができ、指導係の方から色々な折り方を教えてもらうこともできます。タワー展望台に昇ると大山や道後山、比婆山連峰なども望める360度の大パノラマが目の前に。壮大な絶景の中、自分で作った紙ヒコーキを風に放つ爽快感はたまりません!

26mのタワーで地上15mの展望台まではエレベーターで上がることができる。展望台には「愛の鐘」を鳴らせる仕掛けも

エコ用紙の原料はサトウキビの搾りカス。分解され土に返るため、思う存分に紙ヒコーキを遠くへ飛ばすことができる

スポット④大竹市 大竹工場夜景

空と海面に光が流れ出す。輝く宝石のように美しい夜景

工場を間近で見られるという全国でも珍しい特徴をもつ大竹コンビナート。日本初の総合石油化学工場が建てられた地で、大規模な化学工場が立ち並び、タンク群や化学プラント、パイプラインが一帯を形成しています。夕暮れ時になると煌びやかな明かりに照らされた、迫力ある工場夜景が出現。桜の名所としても知られる亀居公園(亀居城跡)に登ると瀬戸内海に面した幻想的なコンビナートが一望できます。宝石をちりばめたようなロマンチックな夜景は一見の価値あり。夜のドライブにもオススメです。

重厚感のある無機的な構造物が光に浮かび、白い蒸気が立ち上る様子はさながらSFのような雰囲気。小方港は車内から対岸の工場群が眺められる穴場スポット

夜空に輝く鉄塔はまるでエッフェル塔。広島県と山口県の境界となる小瀬川沿いでは大竹と和木の両側に立つ夜景が一度に楽しめる

スポット⑤庄原市 帝釈峡

自然の雄大さと神秘性。悠久の時が生み出す造形美

庄原市東城町と神石高原町にまたがる「帝釈峡」。全長18kmにもわたって広がる峡谷は日本百景の1つとされ、四季折々の景色を眺めながら散策できる人気の景勝地です。森林浴ハイキングができる遊歩道が整備されており、遊覧船クルージングやカヤック体験など、大自然を楽しめるアクティビティも満載。特に近年注目を集めているのが帝釈川にかかる「桜橋」前のトンネル付近。暗いトンネルと光のコントラスト、鮮やかな緑や紅葉の中に赤い橋が映え、雰囲気のある写真が撮れるスポットとして話題沸騰中です!

「雄橋」は石灰岩地への永年の渓水の浸食作用によってできた、長さ90m、幅18m、川底からの高さ40mの大きさを誇る天然橋。自然のパワースポットとしても有名

帝釈峡を代表する鍾乳洞の「白雲洞」。奥行きは200m程で、鍾乳石や石筍、石柱などが自然のまま保全されている。洞内は常に11℃前後で、夏は涼しく冬は暖かい

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