森三中・大島 美幸も登場!鈴木おさむ×ノブコブ徳井×山田ナビスコ、深すぎて伝わらない?!吉本のディープな話をかく語りき

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2023年もいよいよスタート。火曜日の『シン・ラジオ』は文系CLUBラジオです。

パートナーに平成ノブシコブシ・徳井健太さん、そしてゲストにライブ構成作家の山田ナビスコさんを迎えての放送です。なんと放送最初には、あの方にもご登場いただきました。

東京NSCの歴史的証人!?

鈴木おさむ(以下、鈴木) 新年明けましておめでとうございます。わたくし実家の南房総に帰省していて、今日そのままスタジオにやってきました。その流れでこの方にも登場していただこうかと。
大島美幸(以下、大島) 明けましておめでとうございます、森三中の大島です。
徳井健太(以下、徳井) 豪華ですね。大島さん、初仕事ですね?
大島 初仕事というか…おふざけですね。すみません出させていただいています。
徳井 僕も練馬の徳井家に行ってました。それにしても、夫婦でトークってあんまりしないんじゃないですか?
鈴木 そうだよね。最近あんましないよね。
徳井 気まずくない?
大島 気まずくないですよ。
徳井 家族のトークと、こうした表でのトークと違いますか? スイッチ入れるとか。
大島 大体同じなんですよ。
徳井 オンオフないんですか?大島さんオン芸人な気がするんだけど。
大島 ラジオでは「コノヤロー」とかないかな? ラジオの方が逆に話しやすいかも。TVの方がスイッチ入っちゃって、だからTVの方が共演は難しいかな。オン入っているところを見られて、受けてないと「あれっ」て。
徳井 みんなが受けてても、家族が受けてないと(笑)
大島 引いてたら、そっちばっかり顔色見ちゃう。
鈴木 お子さんの目線もあるから。でもこの前「ママってさ、『世界の果てまでイッテQ!』しか出てないよね」って言われて。ほかはないのって?
大島 悔しくなってきてさ、他も頑張るよって。
徳井 でも難しいですよね、今まで大島さんが出なかったような番組に出ても…
鈴木 最近分かってきたけど、(バラエティに出るようなイメージではなかった)俳優の人が急に『逃走中』とか出ると、そんな気持ちなんだろうね。多分お子さんが好きだったり、出てほしいっていってるんじゃないかな。
徳井 小籔千豊さんがそう言ってましたね。お子さんが逃走中に出てほしいっていうから出て……家族に見てもらってると思うと、ヒーロー的な立ち回りをしたくなりますよね?
大島 がんばっちゃう。そしたら子供がこの前『THE鬼タイジ』をすごい見ていて、こんなに見てくれるなら出たいなーって。
鈴木 視聴率いい番組は楽しそう。『イッテQ!』は楽しそうだったし、『芸能人格付けチェック』とか見てると、浜田さんが本当にワクワクしてるのがわかる。
徳井 僕もあの番組出ましたけど、浜田さんが楽しそうで場を温めたりして、ものすごい元気でした。
鈴木 『ザワつく!金曜日』も楽しそう。正月にやったとんねるずの『スポーツ王』も。水谷豊さんととんねるずの卓球も楽しそうだったな~。ずっと笑ってた。今のテレビのキーワードは「楽しそう」ですよ。
徳井 あー見たかったなあ。
鈴木 そういえば大島さん、南房総のお義母さん放送聴いてるから。ご飯美味しかったって言っとかないと。
大島 お義母さんいつもありがとうございます。ごはん美味しかったです。
徳井 知らないって(笑)。実家のご飯褒める時間じゃないですよ。
鈴木・大島 いやいやあなた、これbayfmだから。とろろとかはばのりとか。千葉のご飯美味しいから!

さてこの後は、いよいよゲスト・ライブ構成作家の山田ナビスコさんの登場です。徳井さん曰く、「いまTVに出ている吉本芸人で、この人のお世話になってない人はいないんじゃないか」というほどの方。『東京芸人水脈史 東京吉本芸人との28年』(宝島社・2022年11月26日発売)という、吉本興業にとっては歴史書のような本を出しました。この内容に基づいて色々お話を伺います。「学者が書くような熱量のあるもので、軽ーく書かれた“芸能界の裏側読本”のようなレベルじゃない」と鈴木さんも絶賛。

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大島 山田さんがどこかのメディアに出るって聞いたことない。よく来てくださった。兄貴的存在ですね。
鈴木 今日はなかなか聞けない芸人さんの話が聴けそうです。芸人さんに関することなら全部山田さんが答えてくれますので、リスナーからの質問もお待ちしています。大島さんは、お子様と外で聴いていてくださいね。
大島 はい、傍でガッツリ聴かせていただきます。
山田ナビスコ(以下、山田) はい、ではよろしくお願いします。山田です。
鈴木 しかし芸人さんにとっては、とてつもない本を出されましたね。
徳井 もうNSCのすべてが詰まっているといっても過言ではないと思います。
鈴木 NSCの前はもともと何を?
山田 大学を出た後で、もともとは書き物をしたかったんです。書くものは何でもよかった。それでフリーライターをしながら編集部にいたり、一般紙だと『週刊SPA!』とかもやってはいたんですけど、並行してお笑いにどうしても行きたい気持ちはありました。そこで銀座7丁目劇場(吉本興業が運営していた劇場で、東京進出の拠点だった)で作家募集があって。ライター掛け持ちしながら毎日劇場に入ってました。
鈴木 その7丁目劇場のトップ的存在だったのが極楽とんぼで、そこからオーディションしていくんですよね。ロンドンブーツ1号2号も7丁目劇場でしたけど、すでにフリーでやってて、いきなり客連れてきて最初から人気者だったという。
山田 一回落ちたんですけどね、支配人に直談判して。「あ、これは気概があるから」って入れたらとんでもない人気になりました。
鈴木 やっぱ違うんですね。落ちても俺らに任せろという……
徳井 あのときお笑いがオシャレするってだめだったんですよね。でもロンブーさんだけはオシャレをしまくって、若いお客さんを引っ張ってきた噂を聞きました。
鈴木 それで山田さんが入って、そこで何を?
山田 僕はそこでゲームなどのコーナーを作りましたね。あとは単独ライブの時に一緒にネタ考えたり。
東京NSCの変遷
鈴木 東京NSCは1995年にできたんですね。山田さんは初回からそこに?
山田 最初からはいなかったです。当時、事務所にはアルバイトの女の子だけで、若手はみんなヤンキーみたいなのしかいなくて、いうこと聞かなかったんですよ。それで僕が空手とかやっていたからなのか、「山ちゃんしつけしてくれや」って言われて。
鈴木 これは本にも出てますけど、1回目の授業の第一声で「お兄ちゃんたちは売れません、早くやめてください」と言ったそうですね(笑)
徳井 俺の時もいいましたよ。たぶんみんな睨んだんじゃないかと思いますね(笑)。
鈴木 でそんな過酷な状況の中で、1期生では品川庄司だけが残って。それ以降で残って活躍した芸人でいうと?
山田 2期生でガリットチュウ、佐久間一行、くまだまさし、上前田ししょうです。3期生 がはいじぃ、トータルテンボス、キクチウソツカナイ。に、永井佑一郎かな。
鈴木 それで4期生から確変が起きるんですよね? ロバート、インパルス、鬼奴とか『はねとび』に出る人たちが一気に露出したことで、東京NSCに行けば売れるのではって勢いになって。
徳井 でもそのせいで(自分たちの)5期は売れませんって言われましたよ、山田さんに(笑)
山田 それは怒られたの、この前グランジ遠山に。そんなこと言うんじゃありませんって。
鈴木 5期生は平成ノブシコブシと、ピース……
徳井 でも実際、売れるの遅かったですね5期生は。三瓶がピャッと売れたくらいで。
東京NSCでの歴代卒業生たち
鈴木 4期生、なかなかの人たちがいましたけど、そのころ会社自体は彼らを売り込んでいこうって決めてたんですか?
山田 決めてましたね、4期で結果を出していかねばと。
鈴木 大阪は1期にダウンタウンがいましたからね。それに比べると大ヒットがでてなかった。でも本に書かれてましたが、やっぱロバートってすごかったですか?
山田 すごかったですね。秋山なんかも……
徳井 あのころから別格だった。佐久間さんなんかも、唯一怖い後輩は秋山かなって言ってました。
鈴木 森三中なんて落ちこぼれてたんでしょ、NSCで?
山田 いやそんなことないですよ。大島さんはずば抜けてすごかった、ファッションセンスが奇抜で飛びぬけてて。花がありましたよ。
徳井 一発ギャグみたいな大会があったんですよ、それと大喜利ができていて、1コ下の僕らはすごいなと思ってました。
鈴木 若いころ飲み屋ですごかったんでしょ? 若かりし大島さんが……
山田 ガリットチュウの熊谷が全裸芸で、下半身のあるところに煙草をつけるようなもので受けてて、「なんで男の全裸は笑うのに女の裸は笑わないんだよ」って(同じことをした・・・)。居酒屋の店員も笑ってましたね。
鈴木 確かにそれまで女の裸に挑んだ人っていたんですけど、どこか笑えることができなかったんですよね~。で第5期がノブコブ、ピースか。今回出版された本の帯にピース又吉が「センスいいのはわかったから、面白いことやってくれよ」と山田さんに言われたって書いてある(笑)
徳井 根に持っているということですよね。傷つくけど本質をついている。山田さんは説明不足すぎるんですよ。今振り返れば全部言ってること正しいのに、言葉が少なすぎて腹立つことしかなかった(笑)。「辞めろ」とか、キングコングが出て「あなた方はもう売れません、さようなら」とか……
山田・鈴木 (爆笑)
鈴木 5期は三瓶が異常な売れ方をしてた。あれは素ですか? 別に三瓶がMCすごいとかではないけど、勘がいいですよね。つっこみもうまいし。瞬く間に『いいとも!』のレギュラーで売れたんです。同期としてはあの時どんな気持ち?
徳井 三瓶はどっちでもよかったかな(笑)。
鈴木 ノブコブ、ピースとかは当時から何か持ってるものがありましたか?
山田 ノブコブのネタは衝撃的で、どこか成立してないながらも面白くて、印象に残りましたね。
鈴木 6期生以降は誰がいますか?
山田 6期生はロシアンモンキー、アームストロング(後のとにかく明るい安村)、グランジ、けんじる。7期生にもう中学生、8期生にジョイマン。
徳井 ジョイマンは山田さんファミリー。ものすごい可愛がってた(笑)
鈴木 で9期生にハリセンボンですね。こうしてみると数年に一度は早売れする芸人が現れてる。
徳井 9期生はすごいですよね、ライスもいるし、しずる、囲碁将棋、ゆったり感とか、結構スターぞろいでね。そのあと10期生にオリエンタルラジオか。
山田 9期の卒業ネタ公演は面白かったですね。いまだに覚えているし。ノブコブのも、ピースのも覚えてますよ。
鈴木 はい、こんな感じで1月3日から何を話しているんだって思うかもしれませんが(笑)、今日はかなり濃いお笑いの関する話が続きます。

夢のコラボ実現

マンボウやしろ(以下、やしろ) (電話を取るなり)おさむ先生!
鈴木 明けましておめでとうございます。やしろさん僕、今何してるかわかります?
やしろ いや、わからないです。
鈴木 今、bayfmでラジオ放送中なんです。
やしろ ばかやろう(笑)

(一同爆笑)

鈴木 これ『シン・ラジオ』って番組でね、パートナーが平成ノブシコブシの徳井君です。
やしろ 徳井!明けましておめでとうございます。え、これって……?
鈴木 今この放送、bayfmとTOKYO FMで同時に流れているんですよ。
やしろ まじですか。
鈴木 しかもゲストは作家の山田ナビスコさんです。
やしろ ナビスコさーーん! 東京吉本生みの親で、本を出したばかりの?
鈴木 なんでカリカが売れなかったのか、放送の裏でずっと話してた。
やしろ なんだ、やめろよ~(笑)
鈴木 これすごいでしょう、同時放送。じつはお願いがあって、いつも僕が正月実家から帰ってくるとき、Uターンラッシュに巻き込まれたときに『LA・LA・LA LOVE SONG』(久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL)をリクエストするっていうノリがあったじゃない?
やしろ ええ、ありましたね。
鈴木 で、今日も1月3日でUターンラッシュで渋滞すごいと思うんですけど、うちの番組でも今から『LA・LA・LA LOVE SONG』を流すんですけど、パワー足りないんじゃないということで。
やしろ そんなことはないと思うんですけど、『LA・LA・LA LOVE SONG』をかければ渋滞が解消するって思っているのは、おさむちゃんだけなのよ。
鈴木 いや見たんだもん、俺。あの曲のキラキラ音とともに、鋸山のトンネルあたりからどんどん道が開けてくるんです(笑)。で、このあと同時に流そうっていう。
やしろ あのー、いま令和5年だよ!?
鈴木 令和の5年に、久保田で渋滞を解消しよう!

なんとbayfmとTOKYO FMが協同して『LA・LA・LA LOVE SONG』を同時放送しちゃいました。これで新年帰省ラッシュも解消です。この後もディープな吉本の話は続きます。果たして「ダウンタウン病」とは、「金属バット病」とは何なのか? お笑い好きな方でも知らなかった、その業界を垣間見る楽しい話題が目白押しです。続きはラジコでお楽しみください!

シン・ラジオ-ヒューマニスタは、かく語りき-

放送局:bayfm78

放送日時:毎週火曜 16時00分~19時00分

出演者:大島美幸、徳井健太、山田ナビスコ

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