栃木県は5日、新たに計3335人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。昨年12月24日〜今月4日に50代〜80歳以上の男女計33人が死亡し、県内の死者は計824人となった。新規感染者は8月4日(3371人)に次いで過去2番目の多さとなる。県感染症対策課は「(正月明けで)医療機関の診療が再開し、年末年始分の報告が相次いだ」とみている。
県内の累計感染者数は36万4413人となった。
新規感染者は0歳〜90代以上。40代以下が全体の約7割を占め、最多の20代が645人、30代が589人、40代が525人、50代が369人などと続く。
クラスター(感染者集団)は計9件発生。高齢者施設が6件を占め、佐野市で15人、大田原市で9人、野木町で8人、栃木市で5人、小山市の2施設でいずれも5人が感染した。医療機関では佐野市で21人、足利市で25人が感染。小山市の障害者施設では8人が感染した。
死者33人のうち、24人は入院中、7人は施設療養中だった。救急搬送後死亡と死亡後陽性確認が各1人。年代別では50代と60代が各1人、70代5人、80歳以上26人だった。死亡日別では1日が8人で最も多く、2〜4日は各5人。
4日時点の病床使用率は71.7%。重症病床使用率は21.7%となっている。
入院者(予定含む)546人、宿泊療養者96人、重症者11人。