ジョージ・ミラーが描く絢爛豪華なおとぎ話 「アラビアンナイト 三千年の願い」予告

2月23日より劇場公開される、ジョージ・ミラー監督最新作「アラビアンナイト 三千年の願い」の、予告編が公開された。

公開された予告編は、物語論の研究者であるアリシア(ティルダ・スウィントン)が、「これは本当のお話」と言いながら本をめくるシーンから始まる。アリシアがイスタンブールのグランドバザールで購入したガラスの小びんを洗っていると、なんとその中から巨大な魔人・ジン(イドリス・エルバ)が飛び出す。「願いを叶えよう」と言う魔人に、「願い事をしたらどうなるの?」と聞くアリシア。魔人はアリシアの問いに、意味深な表情で「じき分かる」と答える。

2人の会話の合間には、真鍮(しんちゅう)のびんが紅海に沈んでいく様子、煙となり消えていく叫ぶ魔人、オスマン帝国での激しい争い、ソロモン王とシバの女王の姿など、“華麗で壮大なおとぎ話の世界”が、色鮮やかに映し出される。最後には、アリシアが「願い事があるの」と魔人へ告げるシーンで終わる。

「アラビアンナイト 三千年の願い」は、「アラジンと魔法のランプ」で有名なイスラムの説話集「アラビアンナイト」をモチーフに、造形美と絢爛な色彩美で描いた壮大な”おとぎ話”。監督は、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」などのジョージ・ミラー。A・S・バイアットの短編集「The Djinn in the Nightingale's Eye」を原作に、ミラー監督自身が1990年代後半から映画化を模索してきた”願い”を巡る寓話を作り上げた。女性とのおしゃべりが大好きな優しい魔人〈ジン〉役には「パシフィック・リム」「ビースト」などのイドリス・エルバ。理性の塊のような学者アリシア役を「少年は残酷な弓を射る」「サスペリア」のティルダ・スウィントンが務める。

【作品情報】
アラビアンナイト 三千年の願い
2023年2月23日(木・祝) TOHOシネマズ 日比谷ほか 全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
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