鮮魚は「価格面もリーズナブル」キュウリ、トマトは寒波や原油高騰で価格高騰の懸念 静岡県内の各市場で初競り

1月5日朝、静岡県内各地の市場では、新春恒例の初競りが行われました。クリスマス寒波などの影響で、キュウリやトマトなどの価格の高騰が今後、心配されます。

沼津魚市場(静岡県沼津市)では1月5日朝、マグロの初競りが行われました。一番大きなマグロの重さは約80kgで、1kg4,500円の高値で競り落とされました。マグロ以外にも地元で水揚げされたタチウオやアマダイなど、約100種類の魚が並びました。

初競りの入荷量は例年並みの21tで、このうち6tが沼津や伊豆近海の新鮮な魚でした。

<沼津魚市場 山田士郎専務>

「寒さも増して脂もよくのりました。きょうは初競りですけど、価格面もリーズナブルに供給できると思いますので、消費者のみなさま、期待して待っていただけるようにお願い致します」

<浜松中央卸売市場の初せり>

「ただいまから、令和5年浜松中央卸売市場青果物初せりを開始致します」

一方、心配なのが野菜の価格です。クリスマス寒波や原油高騰などの影響を受け、ハウス栽培のキュウリやトマトなどの価格がいまは例年並みですが、今後上昇する可能性があるということです。

一方、白菜など季節の野菜は順調に市場に出ていて、例年通り、手に取りやすい価格だということです。この冬は鍋を囲むのが家計にやさしそうです。

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