相模原市、がん検診票また紛失 ポスト投函見直しへ

相模原市役所

 相模原市は5日、市が医師会に委託して実施する胃がん検診で、受診者56人分の検診票と結果一覧表を紛失したと発表した。昨年12月には肺がんの検診票が紛失する事案が発生、いずれも検診票をポストに投函(とうかん)した後に行方が分からなくなっていることから、市は郵送方法の見直しを検討している。

 市によると、検診を実施した中央区のクリニックが昨年12月7日、市医師会に結果を報告するため56人分の検診票などをレターパックライトに入れてポストに投函した。しかし、同月20日を過ぎても医師会に届かず、送付状況を確認したところ、郵便物を受け付けた記録がないことが判明したという。

 今回のようにポストに投函するだけでは郵便物の行方を追えないケースもあることから、市は郵便局への直接持ち込みや集荷依頼など記録に残る方法を検討するとしている。

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