【統一地方選・相模原市長選】本村市長、再選出馬へ 6日にも正式表明

本村賢太郎氏

 任期満了に伴う相模原市長選(3月26日告示、4月9日投開票)で、現職の本村賢太郎市長(52)が再選に向けて無所属で立候補する意向を固めたことが5日、関係者への取材で分かった。6日の定例会見で正式に表明する見通し。

 現在1期目の本村氏は財政健全化に向けて行財政構造改革に取り組み、昨年5月には約3年間中断していた「麻溝台・新磯野第1整備地区土地区画整理事業」の再開を決定した。一方、ヘイトスピーチ規制を含む人権条例の制定や橋本駅周辺整備推進事業などは道半ばで、継続して取り組む必要性があることから出馬を決意したとみられる。

 本村市長は同市出身。藤井裕久元財務相の秘書や県議を歴任。2009年の衆院選に藤井氏の後継として14区から旧民主党公認で出馬して初当選し、3期目途中の19年4月の同市長選で現職らを破り初当選した。

 同市長選には、これまでに無所属新人の大学教授野元弘幸氏(61)が出馬を表明している。

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