欧米のサッカー界では一般的といえるタトゥー。
MLSのフィラデルフィア・ユニオンは、クラブで雇用するためのタトゥー職人を募集したこともある。
一方、タトゥーを入れていない選手たちもいる。ここでは、タトゥーがないであろうスターたちをあらためてまとめてみる。
クリスティアーノ・ロナウド
来月2月で38歳になるポルトガル代表FW。
彼は献血活動な熱心であり、そのためにタトゥーをしていないという説がある。
なお、日本赤十字社によれば、タトゥーを入れていても、6ヵ月経てば献血が可能になりうるそう。
ロナウドはピアスをしているが、ピアスの場合はあけてから1カ月ほどは献血ができないようだ。なお、粘膜にピアスをしている場合は献血自体不可。
キリアン・エムバペ
PSGに所属する24歳のフランス代表FW。
超人的なスピードを武器に10代にしてワールドカップ優勝を成し遂げたが、浮ついたところがない。2018年W杯のボーナスを全額寄付するなど慈善活動にも熱心。
ムスリム(イスラム教徒)はタトゥーが禁忌とされているが、彼がムスリムなのかは不明のようだ。
ロベルト・レヴァンドフスキ
バルセロナに所属する34歳のポーランド代表FW。
近年のサッカー界で世界最強に君臨してきたスーパーストライカーだ。
非常にストイックな選手としても知られ、栄養学の専門家である夫人とともに食を極めたほか、利き足である右足に負担をかけないための寝相までマスターしたとか。ちなみに、亡き父は柔道家でもあった。
アーリング・ハーランド
マンチェスター・シティに所属する22歳のノルウェー代表FW。
ピッチ上では怪物だが、ハットトリックで貰える試合球を彼女扱いして一緒に寝るなどお茶目なキャラクターをしている。
当初は体重が73キロほどだったが、1年間で20キロ増量。ジムで筋トレに励んだだけでなく、「馬のように食った」とも明かしている。
「他の人達はあまり考えてないかもしれないけれど、僕は自分の体にすごく気を配っている。
特に食に関しては、地元で生産される高品質な食品が自分にとって最も大切。
人々は肉(を食べるの)は悪いと言うけれど、それはどんな肉なのって聞きたいね。
マクドナルドの肉なのか、地元の牧草を食べて育った牛の肉なのか。自分は(牛の)心臓と肝臓を食べる」
食への意識も高いが、父が作るラザニアは大好物だそう。
モハメド・サラー
リヴァプールに所属する30歳のエジプト代表FW。
ムスリムである彼は「自分にはタトゥーはないし、ヘアスタイルも変えない。僕はただサッカーがしたい」と述べたことがあるとかないとか。熱心に慈善活動を行っている選手でもある。
カリム・ベンゼマ
レアル・マドリーに所属する35歳の元フランス代表FW。
同僚のセックステープをめぐる脅迫事件に関与した疑いで代表から追放されたこともあったが、2022年には34歳にしてバロンドールを初受賞するなど栄華を極めた。
ただ、昨年のW杯では直前の怪我をめぐって、代表との関係が悪化。最終的には後味の悪い形で代表から引退することに…。なお、彼もムスリムとされている。
ハリー・ケイン
トッテナムに所属する29歳のイングランド代表FW。
スパーズの攻撃を牽引し続ける大エースは代表キャプテンも任される人格者だ。
スパーズの生え抜きでもあるが、もともとはアーセナルのアカデミーにいた。「ちょっと太りすぎで、運動能力がない」という理由で8歳でアーセナルのアカデミーをクビになっている。
愛犬に名クォーターバックの名前をつけるほどNFL好きで、引退後はアメフトでプレーしたいとか。
ソン・フンミン
トッテナムに所属する30歳の韓国代表FW。
アジア人として初めてプレミアリーグの得点王になった彼は、元サッカー選手だった父から猛烈な指導をうけて育った。
父は体が成熟する15歳まで息子にシュート練習をさせなかったとか(18歳になった時には左右両足でそれぞれ500本シュート練習)。また、彼は引退するまで結婚するべきではないという父からのいいつけも守っている。
そんなソンをスパーズのアントニオ・コンテ監督は「娘の結婚相手には彼のような人間がいい」と褒めちぎっている。
ペドリ
バルセロナに所属する20歳のMF。
「アンドレス・イニエスタを彷彿とさせる。純粋な才能ということなら、彼は世界一だ」とチャビ監督が絶賛するほどの天才だ。
本人もイニエスタを比較されることを好んでいるが、父親にイニエスタと同じ髪形にしてとお願いしたところ、「彼はハゲているから無理さ」と言われてしまったというエピソードも。
ゲーム好きで初給料でプレステ5をゲットしたというが、給料は両親が管理しており、「今やりたいことは両親に家を買うか、今の自宅を改築すること」と語る孝行息子である。
ヨシュア・キミッヒ
バイエルン・ミュンヘンに所属する27歳のMF。
ドイツが誇るサッカーの申し子であり、あのジョゼップ・グアルディオラ監督が「ほぼ私の息子」と惚れ込んだほど。
さらに、ジョゼ・モウリーニョ監督も「右SB、左SB、CB、6番、8番、10番(の全ポジション)で素晴らしい。監督が欲しがる全ての資質を持っている。サッカーについての非常に素晴らしい思考力がある。絶対的な超人選手であり、世界最高のひとり」と大絶賛している。
サディオ・マネ
バイエルン・ミュンヘンに所属する30歳のセネガル代表FW。
彼もムスリムであり、「自分は酒を飲まない。人生で試したことすら一度もない」と話している。
リヴァプールではサラーもアルコールを口にしないため、2019年のCL優勝を祝うセレモニーでは、ノンアルコールのシャンパンが用意されていた。
また、南野拓実がマネを気遣ってシャンパンファイトを自重したシーンも話題になった。
そのほか、ポール・ポグバやエンゴロ・カンテもタトゥーをしていないが、彼らもムスリムのようだ。
なお、ベルギー代表MFケヴィン・デブライネもタトゥーがないように見えるが、実は左腕にある。
Mason、Rome、Suriというのは子供たちの名前だ。
同じくマンチェスター・シティのポルトガル代表MFベルナルド・シウヴァも一見するとなさそうだが、左の二の腕に「多くから成るひとつ」という意味のラテン語を彫っている。
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また、バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーも試合中は見えない場所にタトゥーがある。
右足のかかとに「友」という漢字が彫られている。