筆者がこれまでも何度か足を運んできた、キャンピングカー専門店「TOY-FACTRY(トイファクトリー)」のイベント。今回参加したのは、11月12日〜13日に3年越しに開催された『トイキャン2022 in Gifu』です。キャンピングカーのトップメーカーであるトイファクトリーが手がける最大の交流イベントについて詳しくレポートします!
『トイフェス』改め『トイキャン』が3年ぶりに帰ってきた!
“ASOBI CREATING COMPANY”
ハイエースをベースにしたキャンピングカー(バンコン)のトップメーカーである「トイファクトリー」は、岐阜本店を始め、東北、東京、湘南、土岐と支店を展開。さらに、埼玉、茨城、横浜トヨペットと共に新ブランドを立ち上げ、バンコンの魅力とアソビを日本全国に広めています。
そんな「トイファクトリー」は、ユーザーとビルダーとの交流会として『トイフェス』過去20回、毎年開催してきました。
しかしコロナの影響で2年間開催されず、今年、満を持して3年越しに『トイキャン2022』として開催されました。
11月12日〜13日の2日間、岐阜県で開催された『トイキャン2022』に参加してきましたので、そのレポートをしたいと思います。
岐阜県可児市『ふれあいパーク・緑の丘』で開催
今回開催された場所は、『トイフェス2019』が開催されたトイファクトリー本社近く、岐阜県可児(かに)市に位置するふれあいパーク・緑の丘。
ふれあいパーク・緑の丘はキャンプ場ではないのですが、開放的な広場が印象的な公園で、設備も充実。
その施設をお借りし、駐車場にキャンピングカーを停めて宿泊をする1泊2日のイベントでした。
ふれあいパーク・緑の丘は、普段はペット同伴禁止なのですが、この日だけはワンコも同伴OK。
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今後もここでイベントが開ける様、マナーはしっかり守ります。
トイファクトリーのキャンピングカーが全国から230台集結!
宿泊する場所は舗装された駐車場で、白線で囲われた広めのエリアにキャンピングカーを停め、思い思いのスタイルで過ごします。
この日参加したのは、トイファクトリーのキャンピングカー230台。
東は秋田、西は熊本から。
最年長は83歳、最年少は11ヶ月と、老若男女、日本全国からの参加となりました。
多種多様なニーズに合わせたエリア分け
会場内は、メインステージ、サブステージ、出展エリア、フリーエリアと分かれていました。
駐車場もA~Eエリアに分かれています。
ペットが苦手な方用、大型車用、静かに過ごしたい方用、ワイワイやりたい方用など、多種多様なニーズに合わせたエリア分けになっているところは、「さすが、様々なニーズに柔軟に対応できるトイファクトリー!」と言う感じでした。
仲間たちとの交流を楽しめるのがトイキャンの魅力
我が家はもちろんワイワイやりたいCエリア。
今回は、以前山中湖のイベントでご一緒したご夫婦と、また一緒に楽しむことにしました。
このご家族とお会いするのは今回で2回目。同じトイファクトリーに乗っている「トイファミリー」×ワンコ連れということで意気投合し、そうやって仲良くなった仲間に久々に出会えるのも『トイキャン』の楽しみのひとつです。
駐車場は舗装された場所だったので、ペグは打たずに水を入れるウエイトを持参。我が家はオーニングにタープを接続し、薪ストーブを設置するスタイルとなりました。
トークセッションや展示・アクティビティも開催
ステージでは、開会式、社長・来賓の挨拶と続き、その流れでゲストの登場です。
元プロビーチバレー選手の浅尾美和さんの登壇です。
浅尾美和さんは、三重県鈴鹿市の出身で、現在岐阜県可児市に在住。地域密着の話題で盛り上がりました。
次のスペシャルゲストは、以前ハピキャンにも登場してくれた、トイファミリーの「つるの剛士」さん。
つるのさんは黒のバーデンにお乗りで、お子さんとのアウトドアでバーデンが大活躍しているというお話、同じトイファミリーとして嬉しくなりました。
この会場でしか見られない車両のお披露目
そして、この会場だけのサプライズ!
トイファクトリーは国内5社のFIATプロフェッショナル正規ディーラーに選ばれ、今後デュカトベースのでキャンピングカーの設計、製造、販売を手がけるそう。
今回のトイキャンでは、その車両のお披露目がありました。
イベントに持ち込まれた車両は、今後開発するベース車両(写真右)と、トイファクトリーが正規輸入する2台のEtrusco。新しくトイファミリーになる車両を、みなさん興味深く見ていました。
価格帯は現在のトイファクトリーの車種とそれ程は変わらないようで、期待が膨らみます。
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個人的には、車幅が2mを越え、長さ・高さも現在のハイエースの特装車と比べると大きくなるので、我が家の使い方からするとサイズ的に持て余してしまうかな~?
物販・ワークショップ・試乗会・メーカーの出展も
イベント会場では、魅力的な展示やアクティビティーが多数催されていました。
小物や香水を販売しているお店やミニベロの試乗会をはじめ、ヘッドライトやフォグランプのIPF、トイファクトリーのオプションナビのメーカーであるアルパイン、ドレスアップのJAOS等、メーカーの出展も見られました。
コロナでこのような機会も非常に少なくなっていて、久々の出展だそう。
他にも、テントサウナの実演、子供用自転車のヨツバサイクルの試乗や、クイズ、ゲーム、シャボン玉遊びやクラフト体験など、もう紹介しきれないほど盛りだくさん。
最近トイファクトリーのオプションにある、消臭抗菌加工の「デオファクター」の実演もあり、我が家で20年以上使っているコットも施工してもらいました。
車内に施工することで5年以上様々な匂いと抗菌効果が期待できるそうです。
普段遊びに行くとき、ワンコ達がいつもコットの上で過ごしているので、濡れると匂っていたのですが、これを施工してもらったら臭いが本当に消えてビックリしました。
ただ、洗ってしまうと段々効果が薄れてしまうらしく……。
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これからはなるべく洗わずに拭くだけにしようかな~。
妻はカップホルダーのレザークラフトを体験しました。
トイファクトリーの焼印が過去一番の出来と大変褒められましたが、肝心のクラフトは、、、
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すごく味のあるホルダーができあがりました。
ステージではゲームやショーも開催
メインステージで開催された「待てワングランプリ」では、我が家の愛犬、スパイクと8ヶ月のクラッチが参戦。
1分間のクールタイムの後、1分間離れた所から「待て」をさせてロープの輪の中から出なければOKなのですが、ラジコンカーやオモチャで妨害されてなかなか手ごわい!
スパイクもクラッチも妨害に屈することなく見事待ち続け、商品をゲットしました。
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やればできる子(^-^)
その後、メインステージでは恒例のラムネ早飲み競争が開催。
この優勝商品は、なんとサブバッテリー交換券がもらえるんだとか!
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参加したかった、、、、、、、
ラムネ早飲み競争と同時に、サブステージでは「チャンバラ合戦」が開催されていました。
赤と青に別れ、大将を守るゲームの様ですが、子供たちは自然と自分の役割を自覚して、グループとして戦っていました。
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これは社会性が育まれる良いゲームですね~。
他にも、普段豪華客船でスラックライン(細いベルト状のラインの上でバランスを楽しむ遊び)のショーをして世界中を回っているプロの実演があったり、バルーンアートショーがあったりと、すべて見て回るには時間が足りないほど、盛りだくさんでした。
トイファクトリーのキャンピングカーに乗っているという共通点から「つながり」が広がる
暗くなってきてイベントやショーが終わると、各々のサイトに戻り晩ごはんです。
昼は暑かったのですが夜になるとさすがに冷え込んできたので、薪ストーブに火を入れ、その上で調理。
今回の我が家のメニューは、鍋とチヂミとアヒージョ。
ご一緒したご夫婦からは餃子をたくさんいただきました。
以前トイファクトリーのイベントで知り合った方と三家族一緒に食事を楽しんでいると、以前イベントでお会いした別のご夫婦がワインを持って合流。
イベントで一度だけお会いしてお声掛けしただけなのに、住んでいる地域も年齢もまちまちな四家族が一ヶ所に集まり、楽しい夜を過ごすことができました。
トイファクトリーのキャンピングカーに乗っているという共通点があるだけで、会ったその日から仲良しに。
それがトイファクトリーの一番の魅力だと思います。
メイン会場では、トイファクトリーの社員とトイファミリーとの焚き火を囲んでの懇親会が開催されました。
社長を交え、車中泊やキャンプ場、アクティビティーの情報や、キャンピングカーの使い方、要望、改善提案や新車種への期待など、とりとめのない話をして夜が更けていきました。
2日目は天候を配慮し早めに閉会
イベント2日目の朝、この日は雨の予報なのに青空!
普段はペットNGの公園の芝生広場を散歩する特別感に、朝から気持が良い~。
朝8時、みんなでイベント広場に集まってラジオ体操。
天気予報は9時過ぎから雨の予報だったので、天候を配慮してそのまま閉会式を行い、11時までに撤収して『トイキャン2022』は幕を下ろしました。
2日分のイベントを1日にギュッと凝縮した感のあった今回の『トイキャン2022』。参加できなかったイベントもたくさんあり、少々残念でしたが、主催者としても苦渋の選択だったはず。
撤収後雨が降り出してきたので、良い判断だったと思います。
規模が大きくなっても変わらない繋がりの濃さを『トイキャン』で実感
少人数で、アットホームな雰囲気で始まった『トイフェス』。そんな『トイフェス』も22回目となり、『トイキャン』にリニューアル。230台ものキャンピングカーが集まる大イベントになりました。
トイファクトリーの社員約150名が準備をし、キャンプ場ではない公園で、こんなに快適で中身の濃いキャンプイベントを開催していただいて、トイファクトリーの皆さんに改めて感謝いたします。
規模は大きくなっても、トイファクトリーとユーザーとの関係は変わらずずっとフレンドリーで、アットホームな雰囲気のまま『トイキャン2022』は幕を閉じました。
また次回、同じ場所で、たくさんのトイファミリーと会えることを楽しみにしています!