「たけし軍団」結成40周年記念舞台を上演 つまみ枝豆、ダンカンら主要団員8人が集結

ビートたけしの弟子によって1983年に結成された「たけし軍団」の40周年を記念した舞台「ウスバカゲロウな男たち(仮)」の上演が6日、明らかになった。TAP(旧オフィス北野)のプロデュースにより、今年3月8日から12日まで、新宿・シアターサンモールで上演される。

「いい加減に泣き止まないとホントに怒るからね!」の親の声に泣き止むことのなかった子どもが、「泣くの止めないとたけし軍団に入れるよ!!」でピタリと泣き止んだとされる1980~90年代に『石原軍団』『日光猿軍団』と並び、日本3大軍団に君臨したたけし軍団がステージで大暴れする。

つまみ枝豆とダンカンのプロデュースで、軍団8人のそれぞれ生きてきた価値観と向き合う。TAP社長となったつまみ枝豆、コメンテーターのガダルカナル・タカ、鑑定男・松尾伴内、サンスポ阪神コラム30年連載中で虎党のダンカン、演芸場の舞台に立つグレート義太夫、テレビ番組「旅サラダ」を25年務めたラッシャー板前、熊本でタレントとパブ経営の二刀流をこなす井手らっきょ、静かなる存在感を示す俳優・柳憂怜が舞台で激突する。

「笑いと涙の昭和スパイス令和人情物語」とテーマが銘打たれた。あらすじは次の通り。

◆あらすじ 1000人近くの従業員を抱える中堅家電メーカーの創業者・松賀大作が逝った。次期社長は創業時から会社を支えてきた役員8人から選ばれることとなったのだが、8人全員「自分が社長に!」と主張しはじめたから役員会議は支離滅裂の大混乱へ…。「商品開発の天才」「宣伝の神様」などと崇められる各役員であったが、社長になったら「社員の休みを年間200日に!」と主張する者、「カッコイイから一度社長と呼ばれたい!」という者まで出る始末…。経営者の資質は誰一人持ち合わせていなかったのだった。そして、8 人の渦巻く野望は創業以来の固い一枚岩にまでひびが入り始め、その結果会社存続の危機にまで発展していく事態へと…。社長のイスを巡って繰り広げられる風景はまるで子供がそのまま大人になってしまったような錯覚さえ覚えるのだった。大爆笑とちょっぴりの涙のたけし軍団ワールドに名優チャールズチャップリンの『人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である。』の言葉を思い浮かべていただけたら…こっちのもんだぜ!!

たけし軍団結成40周年記念舞台「ウスバカゲロウな男たち(仮)」のキービジュアル

(よろず~ニュース編集部)

© 株式会社神戸新聞社