蓮佛美沙子&トリンドル玲奈主演「今夜すきやきだよ」キャストが“おいしいご飯”トークで大盛り上がり

テレビ東京系で本日1月6日からスタートするドラマ24「今夜すきやきだよ」(金曜深夜0:12)のオンライン記者会見が行われ、ダブル主演を務める蓮佛美沙子、トリンドル玲奈、共演の鈴木仁、三河悠冴が出席した。

「今夜すきやきだよ」は、第26回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した谷口菜津子氏による同名コミックをドラマ化。内装デザイナーで恋愛体質な太田あいこ(蓮佛)と、アロマンティックで絵本作家の浅野ともこ(トリンドル)が、日常生活に当たり前のようにあるジェンダーロールや、婚姻制度、セクシュアリティーにまつわる生きづらさへ立ち向かう姿を、おいしいおうちご飯を通して紡いでいく。

まず、印象に残っているシーンを聞かれると、「みんなそうだと思うんだけど」と前置きし、蓮佛が「グルメドラマなので、とにかく食べるシーンがすごく多くて。この4人で食べるシーンが中盤にあるんですが、コロナ禍以降みんなでワイワイということが減ったからか、大好きな人たちとおいしいご飯を食べるって、なんて幸せな時間なんだろうって感じました」としみじみ語った。

トリンドルも食事シーンに触れ、「食べるのがメインなんだけど、食べながら悲しいとかうれしいとか、その時々によって味も違ってくる。いつもより倍くらいおいしく感じたりすることもあるから、あらためて“食”ってすごいなと思いました」と同意し、印象的なシーンだったことを明かした。

あいことは仕事を通じて知り合う内装デザイナー・杉浦ゆき役の鈴木は、演者の控室として使われていたともこの部屋にあった“ある物”が印象的だったそうで、「俺はここでは撮影してないですけど、控室に“人体模型”みたいなのあるじゃないですか。それを毎回、勝手にいじってたんですけど、撮影に影響してないかな?」と、絵本作家のともこが作画の参考にする人体模型で遊んでいたことを告白。それに対して、トリンドルは「毎回スタッフさんが直してるよ(笑)」と答えると、「あ…じゃあ、すごい迷惑かけてますね、すみません」とちょっとした天然ぶりをのぞかせた。

さらに、ともこの友人でフリーwebライターの村山しんた役を務める三河は、やはり“食”のシーンが印象的だったとのことで「ともこさんとの撮影の1発目に牛すじを食べたんですが、それがめっちゃおいしくて。シーンとか関係なく思いっきり食べちゃってセリフがしゃべれなくなったりしました」と言うと、トリンドルも「あるある! おいしくてつい一口が大きくなっちゃうんですよ」と賛同。「私、『このセリフ言った後は、絶対これ食べよう!』みたいなことを考え始めちゃってます。どれだけたくさん食べれるか、みたいな(笑)」と撮影中のひそかな挑戦を明かすと、鈴木は「たまにカットがかかった瞬間に口に入れてますよね?」とツッコミ、撮影用の料理のおいしさが伝わるエピソードを披露した。

その後も、おいしいご飯の話が止まらず、“最近食べたおうちご飯”というテーマでは、蓮佛が「私の出身の鳥取では、お雑煮が甘いんです。小豆雑煮っていうのかな、お汁粉みたいな。今年のお正月は仕事の関係で友達の家で過ごしたんですけど、友達の家は一般的な普通のお雑煮で、あれはあれでおいしくて好きなんですが、自分の家に帰ったら何かお正月が締まらない感じがして、小豆を買ってきてお雑煮を作っちゃいました」とお正月定番のお雑煮の味を振り返った。

するとトリンドルは、すきやきを作ったと発言。「小さい頃から母がよく作ってたので豪華なメニューということではなくて、手頃なお肉と野菜とキノコをいっぱい入れた完全栄養食みたいな感じです」と語ると、鈴木も火鍋に挑戦したことを明かした。「辛いスパイスを調べて買って。もともと料理を自分で作って食べるのはおいしいなと感じてたんですが、このドラマでも料理を作ることになったので、YouTubeなどでいろいろ調べて今日はこれを作ろうかなと。ちゃんとレシピ通りの奇麗な生活してます」と説明した。

そして、最後に蓮佛は「私はこの作品がすごく好きです。私たちが生きていく中でたくさん出合ういわゆる“普通”と言われることだったり、“当たり前”と呼ばれる価値観に対して、おいしいご飯とともに気付きや疑問を優しく手渡してくれる作品だと思います。ビール片手にお気軽に、友達に会いに行くような感覚で見てもらえたらうれしいです」と視聴者へのメッセージを送った。

トリンドルは「気軽に気楽に見ていただきたい気持ちと、金曜日の夜に1週間頑張ったご褒美感覚というか、おいしいご飯も出てきますので、いい締めくくりになってくれたらうれしいなと思います」と呼び掛けた。

続けて、鈴木は「このドラマを見て、皆さんに温かい気持ちなっていただきたいと思いますし、これで週末のメニューが決まってくれるようであればうれしいです」と述べ、三河も「見た後に心がすっと軽くなって明日が楽しみになるような作品だと思うので、ぜひ御覧ください。すごくすてきな作品だと思います」とアピールした。

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