上野動物園のシャンシャンの返還日が決定 最終日までの観覧抽選がスタート

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は 中国へ返還決定した上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン」観覧のインターネット受け付けが開始したことについてや、東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」で備長炭を使った昔ながらの手焼きにこだわる創業74年の煎餅専門店「喜作」を紹介しました。

◆シャンシャン 中国へ返還決定 抽選観覧 1月6日(金)から申込開始

2月21日に中国へ返還される、上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン」観覧のインターネット受け付けが、1月6日(金)から始まります。

(小池知事会見/12月23日)「中国側と協議を重ねて、シャンシャンの返還日が、2月21日(火)に決定しました。

1月21日(土)から、シャンシャンに関しては、抽選制による観覧といたしまして、その申し込みは、1月6日(金)からです」

中国に返還されるジャイアントパンダは、2017年6月に上野動物園で生まれた、メスの「シャンシャン」です。

1月21日(土)から、最終観覧日の2月19日(日)まで、動物検疫に入るため、観覧方法は、抽選制で、1日の最大当選者数は、2,600人です。

申し込み方法は、インターネットのみです。「ジャイアントパンダ シャンシャン 観覧抽選サイト」からお申し込みください。

申し込みの受け付け開始は、1月6日(金)午後1時からです。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/12/23/34.html
https://tokyo-zoo.e-tix.jp/

◆特別企画「職人のいぶき」#26 手焼き煎餅

東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」。
今回は、お茶菓子にもぴったりの、手焼き煎餅です。

明治時代、売れ残った団子を平らにつぶして作った焼餅が始まりともいわれる、煎餅。米の生地を、炭火で、きつね色になるまで手焼きすることで、醤油の香りと米の風味が、より一層、際立ちます。

その繊細な技巧からは、職人たちの息遣いが聞こえてきます。

備長炭を使った昔ながらの手焼きにこだわる、創業74年の煎餅専門店「喜作」。
その伝統を今に伝えるのが、この道30年の3代目、千島武さん。

もともと、不動産関係のサラリーマンをしていましたが、27歳での結婚を機に、跡取りがいなかった妻の実家、「喜作」で、煎餅職人の道に進むことに。2代目の義父から教わった手焼きの煎餅の味を、今も守り続けています。

(客)「美味しい。やっぱり東京人はね、この生醤油のお煎餅って好きですよね」

地元の人に愛される味の秘密は…。

(千島武さん)「手仕事で、炭で焼くということがいちばんじゃないですかね。お米の風味を残したまま焼けるんですよ。これを機械で焼いちゃうと、その旨味がみんな逃げちゃうんですね」

機械を使って大量生産できる時代に、手焼きにこだわり、備長炭がもつ遠赤外線効果で芯まで焼き上げる煎餅は、パリッと香ばしい味わいに。

(千島武さん)「均等に、きつね色に焼き上がっているのがベストですね。ちょっとずつ、煎餅の(焼く)位置をずらすんです。同じ位置にいたら、同じように焼けちゃうので」

ムラなくきつね色に焼き上げたら、絶妙な辛さに調整した秘伝の醤油ダレに漬けて完成。

(千島武さん)「なんでもコンピュータ化してきていますからね。そのうち、職人の煎餅よリも美味しく焼けるようなものができたら、時代が変わるんでしょうけど、やはりまだまだ地道に、お煎餅が好きな方に残していくような仕事じゃないかと思っていますよ」

手焼きにしか出せない味を追求する千島さん。そこには、職人のいぶきが感じられます。

都庁第一本庁舎内にある、都内62の区市町村の特産品を扱う、「TOKYO GIFTS 62」。このギフトショップでも、手焼き煎餅を取り扱っています。

関連リンク
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/tokyogifts62/product/07/

番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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