2保育園の運営辞退を“撤回” 園児バス置き去り死事件の学校法人 2023年度も継続へ 静岡・牧之原市へ伝える

2022年、静岡県牧之原市でこども園の通園バスに園児が置き去りにされ、死亡した事件で、園を営む学校法人「榛原学園」が事件後、運営辞退を申し入れていた2つの保育園について辞退を撤回し、今後も運営を続ける方針を市に伝えていたことがわかりました。1月6日に行われた牧之原市の定例会見で杉本基久雄市長が明らかにしました。

2022年9月、園児の死亡事故が起きた認定こども園・川崎幼稚園を運営する学校法人「榛原学園」は事件直後、牧之原市に対し、保育園など3つ施設の運営から退く意向を伝えていました。

しかし、このうちの「静波保育園」と「細江保育園」について、2022年10月、法人側から運営辞退の撤回を通知する文書が市に届けられたということです。

牧之原市によりますと、法人は2つの保育園について、今後も運営を続ける方針で、少なくとも2023年度は引き続き、榛原学園が運営するとみられています。

市は法人と指定管理の解消についてなど、話し合いを進めたい考えですが、協議の見通しは立っていないということです。

牧之原市役所

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