家計改善は、保険の見直しが効果的。保険料0円から2000円までのコスパ保険5選

2022年は食料品、日常品などをはじめ、いろんな物が値上げラッシュ、これが2023年も続くと予想されています。しかし、肝心の給与があまり変わらないのでは、生活はどんどん厳しくなります。家計の防衛のためにもどこかで節約をしていかないとならないでしょう。節約するには、たとえば保険の見直しが有効です。

今回は、ゼロ円から2000円までの家計にやさしい保険料の保険を紹介してみます。とはいえ保険料が安いだけで、保障がイマイチでは元も子もありません。もしもの時には役に立つ、そして、コスパに優れている保険を紹介してみたいと思います。


ゼロ円で入れるがん保険

JustInCaseの「わりかんがん保険」は、保険料がゼロ円から備えられるがん保険です。この保険の特徴は、がんになった時の保険金をみんなで割り勘にして支払おうという保険です。がんと診断されたときには、一律80万円の保険金を受け取ることができます。その保険金のお金をみんなで割り勘にして支払います。みんなが元気でがんになった人がいなければ、保険料は0円です。がんに罹患した人がいると、保険料が発生します。

具体的にいうと、年齢別に20〜39歳、40〜54歳、55〜74歳の3つのグループに分かれています(年齢によって罹患率が違うため同じグループにしてしまうと不公平になるため)。ちなみに、2022年8月の保険料は、20〜39歳は453円、40〜54歳は0円、55〜74歳は0円でした。そして2022年9月の保険料は、20〜39歳は0円、40〜54歳は0円、55〜74歳は0円でした。つまり、毎月の保険料は一定ではなく変動します。でも月額保険料の上限は決まっているので、それ以上は高くはなりません。この保険は、今までにないしくみですね。

月額約166円の個人賠償責任保険

「まるごとマモル」は個人賠償責任保険です。この保険は、あいおいニッセイ同和損保の商品で日本生命が販売代理店として販売している商品です。年間の保険料は1990円、つまりひと月あたり約166円です。個人賠償責任保険とは、他人の物を壊したり、他人を死傷させたりしたときなどに負担する賠償責任のお金です。通常、個人賠償責任保険は、自動車保険や火災保険、傷害保険の特約で付けることができる商品なので、単独での商品は珍しいです。

もちろん、自転車保険の変わりにもなります。一般的に自転車保険は、家族全員をカバーしようとすると保険料が月額500円ぐらいになりますが、「まるごとマモル」は家族全員が対象になっているので安く入れます。この保険の優れているところは、別居の両親も含めて補償してくれるところ。もし両親が認知症などで、なんらかのトラブルになり損害賠償責任を負ったときでも補償してくれます。

18歳から60歳までは月額2000円で入れる総合保障

住んでいる地域には、だいたい都道府県民共済があります(なかには共済がない県もあります)。都民共済を例にして説明をします(他の共済もほぼ同じような保障内容です)。代表的な共済には、総合保障型と入院保障型があります。この商品は、18歳から60歳までは、月額の掛金は2000円です。総合保障型の保障内容は、病気での入院は日額4500円で、病気での死亡保障は400万円です。

共済には割戻金というものがあり、2021年度の割戻金は32.73%で、7855円のキャッシュバックがありました。実質月額の掛け金は、約1346円の計算となり、コスパのいい保険だといえます。

月額980円で入れる自動車を所有していない人の自動車保険

損保ジャパンの「UGOKU」という保険の特徴は、「人身傷害交通乗用具事故」を保障してくれることです。歩いているときの車との事故のほかに、自転車に乗っているとき、電車、ロープウェイ、エスカレーターなど動くものとの事故が対象です(自動車の運転中の事故は除く)。個人賠償責任保険もついているので、他人への損害賠償も補償してくれます。示談代行サービス、弁護士費用の補償もあります。自転車のロードアシスタントや宿泊移動費用も補償されるので、自転車保険としても充実しています。補償範囲は家族全員で、月額保険料は980円です。

月額500円で入れる先進医療保険

医療保険はとくに必要性を感じないけど、先進医療保険だけは入っておきたい人には、先進医療だけ入れる保険があります。それがSOMPOひまわり生命の「先進医療保険リンククロスコインズ」です。名前の通り保険料は、ワイコインの月額500円です。先進医療給付金の限度額は、2000万円です。また先進医療を受けた場合には、一時金として5万円または10万円が支払われます。そのほかにも、所定の臓器移植を受けた場合にも給付金が支払われます。

月額2000円以内の保険ならば、大きな負担にもならないのではと思います。また、ピンポイントの保障として利用できます。とくに個人賠償責任保険は、自転車に乗っている人には必須の保険でもあります(すでに加入している場合には必要ありませんが)。一度検討してみてはいかがでしょうか。

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著者:長尾義弘、横川由理
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