「公務員舞妓」を募集中 岐阜・下呂温泉、活性化へ

公務員舞妓の竹元磨理華さん

 岐阜県下呂市が、市役所で働きつつ下呂温泉で芸事の経験を積む「公務員舞妓」を募集している。低迷するお座敷文化を復活させようと、地域おこし協力隊の制度を利用。募集は2021年に就任した竹元磨理華さん(23)に続く2人目で、新たな人材を迎え温泉街の活性化を図る。

 1970年代に200人を超える舞妓、芸妓が在籍した下呂温泉。現在は竹元さんを含めわずか3人だ。

 竹元さんは東京都出身。舞妓への憧れと地方の町おこしに関心を持ち、21年4月に採用された。市観光課で交流サイト(SNS)を活用し、下呂の魅力発信に注力。業務と並行し舞妓の作法や踊り、民謡を学んでいる。

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