首相訪問前に爆竹破裂、伊勢神宮 けが人なし、箱形装置も押収

伊勢神宮外宮の参拝に向かう岸田首相(中央)=4日

 三重県警は6日、岸田文雄首相が4日に同県伊勢市の伊勢神宮外宮を訪れる約30分前に、外宮の広場付近で爆竹のような物が破裂していたと明らかにした。人や物への被害はなかった。県警が捜査している。

 県警によると、4日午前11時40分ごろ、爆竹のような破裂音がした。現場から、導線などが取り付けられた箱形の装置が見つかった。県警が押収し、詳しく調べている。県警は同日午前9時から、現場周辺を確認したが、不審な人物や物は見つからなかったという。

 岸田首相は予定通り、同日正午過ぎに外宮を、その後、内宮も参拝した。

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