
【ベルリン共同】世界的指揮者として知られるダニエル・バレンボイム氏(80)は6日、健康状態を理由にベルリン国立歌劇場の音楽監督を今月31日付で退任すると発表した。
声明で「昨年、健康状態が著しく悪化し、音楽監督に期待されるパフォーマンスを提供できなくなった」と説明。歌劇場付属のオーケストラ、シュターツカペレ・ベルリンの終身首席指揮者も務めており「生きている限り音楽とつながり、将来も指揮者としてシュターツカペレ・ベルリンと仕事がしたい」とした。
ドイツメディアによると、昨年10月に「深刻な神経疾患と診断された」とし、一部の活動を取りやめると発表していた。