福田師王も続け!鹿児島県出身のサッカー選手で「歴代ベストイレブン」を選んでみた

高校サッカー選手権で16年ぶりのベスト4進出を果たした鹿児島の神村学園。

そのエースストライカーである、鹿児島県鹿屋市出身の福田師王は、高校卒業後ドイツの名門ボルシア・メンヒェングラートバッハへ加入することが決まっている。

これまでも数々の名選手を生み出してきた鹿児島。

そこで今回は、鹿児島県出身の選手たちの中からベストイレブンを選んでみた。

GK:大迫敬介

出水市出身

高校から越境でサンフレッチェ広島ユースへ加入。

ユース時代からトップチームへ呼ばれるなど将来を嘱望され、世代別代表の常連として東京五輪のメンバーにも入った。

2022シーズンも林卓人と激しいレギュラー争いを繰り広げ、クラブ初のカップ制覇となるYBCルヴァンカップ優勝に大きく貢献している。

DF:岩下敬輔

伊集院町(※現在の日置市)出身

2004年度、悲願の高校サッカー選手権“単独優勝”を成し遂げた鹿児島実業のキャプテン。

プロ入り後は清水エスパルス、ガンバ大阪などで活躍し、特にガンバでは2014シーズンにJ1、天皇杯、ナビスコカップの3冠を達成した。

2020シーズンを最後に現役を引退。現在はJFA登録の仲介人として活動している。

DF:那須大亮

川辺郡坊津町(※現在の南さつま市)出身

今や大人気YouTuber。

鹿児島実業から駒澤大学を経て2002年にプロ入りすると、横浜F・マリノス、東京ヴェルディ、ジュビロ磐田、柏レイソル、浦和レッズ、ヴィッセル神戸と、引退する2019シーズンまでJ1クラブを渡り歩いた。

その実績からも分かる通りの実力者で、2004年のアテネ五輪にも日本代表として出場している。

DF:松下年宏

鹿児島郡吉田町(※現在の鹿児島市)出身

鹿児島実業から2002年にンバ大阪へ加入。当時の主戦場は右サイドバックだった。

2006年6月に移籍したアルビレックス新潟で中盤の欠かせない戦力となり、その後もFC東京やベガルタ仙台などで活躍した。

地元の鹿児島ユナイテッドFCで2018年に現役を引退。現在はV・ファーレン長崎のU-12監督を務めている。

DF:片野坂知宏

鹿児島市出身

現役時代は主に左サイドバックとしてサンフレッチェ広島や柏レイソルなどで活躍。

引退後は指導者となり、トップチームのコーチを務めた広島やガンバ大阪では当時の森保一監督や長谷川監督とともに多くのタイトルを獲得した。

監督としても大分トリニータでチームをJ3からJ1まで昇格させるなど実績を残している。現在はフリー。

MF:橘田健人

国分市(※現在の霧島市)出身

鹿児島出身のサッカー選手として現在、最注目の一人。

神村学園から桐蔭横浜大学へ進学。川崎フロンターレでプロ入りすると、1年目からチームのリーグ連覇に大きく貢献した。

ピッチ上でのとてつもない働きぶりから「和製カンテ」の異名を取り、2023年は日本代表初招集が期待される。

MF:遠藤保仁

鹿児島郡桜島町(※現在の鹿児島市)出身

鹿児島サッカーのレジェンドとなりつつある42歳。

鹿児島実業が1995年に選手権初優勝した時は1年生(※静岡学園との両校優勝)。世代別代表からA代表に上り詰め、2006年、2010年、2014年と3大会連続でワールドカップに出場した。

2020年10月からジュビロ磐田でプレーしており、今シーズンも残留が濃厚とみられている。

MF:遠藤彰弘

鹿児島郡桜島町(※現在の鹿児島市)出身

保仁の4歳年上の兄。さらに2歳年上の長男・拓哉も鹿児島実業の10番を背負ったほどの選手で、「遠藤三兄弟」は全国的に有名だった。

彰弘は横浜F・マリノスで長くプレーし、1996年のアトランタ五輪にも出場。

引退後は指導者となり、遠藤保仁がプロデュースするサッカー塾「遠藤塾」のメインコーチや解説者などを務めている。

MF:前園真聖

薩摩郡東郷町(※現在の薩摩川内市)出身

90年代のJリーグを代表するドリブラー。ディエゴ・マラドーナに憧れ、鹿児島実業時代からその技術の高さは全国に知れ渡っていた。

アトランタ五輪ではキャプテンとして、ブラジル戦での「マイアミの奇跡」に貢献。当時、中田英寿と共演したCMも大いに話題となった。

現在はバラエティなど幅広い分野で活躍している。

FW:平瀬智行

鹿児島市出身

遠藤保仁と同じく鹿児島実業が選手権で両校優勝した時のメンバー(※平瀬は3年生)。

1996年にプロ入りした鹿島アントラーズで活躍し、2000年のシドニー五輪に出場。その年、日本代表としても2試合ピッチに立った。

現役引退後はベガルタ仙台のクラブコーディネーターに就任。現在は強化部でスカウトを務めている。

FW:大迫勇也

加世田市(※現在の南さつま市)出身

選手権の伝説。鹿児島城西高校3年次にあげた「10得点」の一大会最多得点記録はいまだに破られていない。

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2009年でプロ入りした鹿島アントラーズでも破格のプレーを見せ、2014年にドイツへ。

ケルンやヴェルダー・ブレーメンなどでプレーした後、2021年夏にヴィッセル神戸でJリーグ復帰を果たした。

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