横浜・栄区の9郵便局、地域のAEDマップ手作り 社会貢献へ局員有志が設置場所確認、各局に掲示

横浜上郷郵便局の周辺に設置されているAEDの場所を示すマップ

 横浜市栄区にある郵便局9局が連携し、それぞれの局周辺に設置されている自動体外式除細動器(AED)の場所をまとめたマップを作って掲示している。地域でAEDが必要になった場合に備えるため、多くの住民に見てもらえるように分かりやすく手作りされている。

 局ごとに異なる地図には、それぞれの局周辺にあるAED設置施設の場所とともに、その施設の利用可能な時間帯が示されている。来訪者の目に止まるようにペンやクレヨン、折り紙などを用いて1枚ずつ作ったという。

 マップの作成は、社会貢献活動の一環として地域のために何ができるかを考え、有志を募って昨年10月から取りかかった。従来からあるAEDマップなどの情報を参考に設置場所を確認し、各施設に許可を得た上で掲載。同11月中旬から各局で掲示を始めた。

 作成に関わった横浜上郷郵便局の首藤好史局長(43)は「『AEDがあったら助かったのに』を防ぐため、万が一のことを考え、知ってもらいたいと思って作った。郵便局にお越しの際に足を止めてほしい」と話す。マップは今年3月末まで掲示している。

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