嶺井博希の移籍で高卒新人開幕マスクもあり得る松尾汐恩に次世代の捕手託すDeNA2022ドラフト査定結果は!?

12球団完全データファイル2022

オリックス&ヤクルトがともにリーグ連覇を飾った2022年。多くの記録も生まれたメモリアルなシーズンを、詳細データをベースに12球団ごとに細かく振り返ろう!

【ドラフト査定/評価:C+】次世代の捕手は松尾に託す!即戦力投手は足りるのか?

9球団が1位指名を公言する中、DeNAは直前まで1位を明かすことなくドラフトに臨み、松尾汐恩(大阪桐蔭高)の一本釣りに成功した。松尾は名門・大阪桐蔭高で3番・捕手の大黒柱を務めた才能の持ち主。元遊撃手で俊足強肩、スピード感のある現代的な捕手。甲子園通算5本塁打の打撃も魅力で178センチ76キロの体格も捕手としてはベストサイズだ。嶺井博希がFA権を行使し、ソフトバンクに移籍したことで、キャンプ、オープン戦でのアピール次第では高卒新人開幕マスクもあり得る。

ドラ2・吉野光樹(トヨタ自動車)は最速150キロのストレートとフォーク、チェンジアップが光る右腕。三浦監督は同じくトヨタ自動車出身の栗林良吏(広島)にイメージを重ねたと話しており、リリーフ起用もありそうだ。

ドラ3・林琢真(駒澤大)はリーグ戦78試合で通算31盗塁と走りまくった俊足二塁手。強肩も持ち合わせており、遊撃や三塁のバックアップとしても期待できる。

ドラ4・森下瑠大(京都国際高)は甲子園でも鳴らした左腕。最速は143キロながら完成された投球術で技巧派として高く評価されてきた。

ドラ5・橋本達弥(慶應義塾大)はフォークが武器のリリーフ職人。春の東京六大学では最優秀防御率に輝いており、勢いに乗っている。育成では5選手を指名したが、支配下で即戦力投手をあと1人か2人獲ってもよかったのではないだろうか?

DeNAベイスターズ2022ドラフト指名選手

1位 松尾汐恩 捕手 大阪桐蔭
2位 吉野光樹 投手 トヨタ自動車
3位 林琢真 内野手 駒澤大
4位 森下瑠大 投手 京都国際
5位 橋本達弥 投手 慶應大
育1 上甲凌大 捕手 愛媛マンダリンパイレーツ
育2 鈴木蓮 内野手 滋賀学園
育3 今野瑠斗 投手 東京都市大塩尻
育4 渡辺明貴 投手 茨城アストロプラネッツ
育5 草野陽斗 投手 東日本国際大昌平

出典:『がっつり! プロ野球(33)』

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