松山英樹「毎日3アンダー以上」は死守 伸ばした後半もチャンス生かせず

首位とは7打差で週末へ折り返した(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 2日目(6日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)

6アンダーから出た松山英樹は5バーディ、1ダブルボギーの「70」で回り、通算9アンダー12位で大会を折り返した。

トップと3打差でスタートした第2ラウンドは、2番でバーディを先行した。ハワイならではの風が吹く中、ピン奥3m弱につけて沈めた。続く3番、4番はともにバーディチャンスを生かし切れなかったが、2オンした5番(パー5)の“OKバーディ”でスコアを伸ばした。

ハワイの風の中でプレー(撮影/田辺安啓(JJ))

大きなミスとなったのは8番(パー3)の第1打。アイアンショットは左に曲がってブッシュの中へ。ペナルティエリアから打ち直し、7m弱のパットを外して「3オン2パット」のダブルボギーを喫した。

13番のセカンドショット。バンカーを渡り歩くピンチも、ナイスパーセーブ(撮影/田辺安啓(JJ))

それでも初日からの「いい流れ」を切らさないかのように、10番で残り112ydの2打目を2m弱につけてバーディ。13番はバンカーを渡り歩いたが、3打目をピンそばにつけてしのいだ。

途中でストレッチをする姿も。きついアップダウンに疲労はたまる(撮影/田辺安啓(JJ))

初日パーだった距離の短い14番でバーディを奪う一方、前日にスコアを伸ばした15番、16番は短いバーディパットを外し、ため息が漏れた。ピン奥1m弱に絡めた17番でしっかり沈め、開幕前に口にした「毎日3アンダー以上」の目標を死守した。

同組のサヒス・ティーガラと談笑しながら待ち時間を過ごした(撮影/田辺安啓(JJ))

アップダウンの激しいコースで、疲労は蓄積されていく。上がり2ホールは進行が遅れ、ティショットの前に足を伸ばして座り込み、先行組のプレーが終わるのを待った。ホールアウト後は練習場に向かわず、コースを後にした。(ハワイ州カパルア/石井操)

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