爆誕(ばくたん)

「爆誕」(ばくたん)とは、世間を騒がすように、劇的に生まれることを表す俗語。比較的新しい表現であり、三省堂国語辞典に初掲載されたのは2021年。その際は「21世紀になって広まった言葉」と記載されている。

「爆誕」の意味

「爆誕」(ばくたん)とは、世間を騒がすように、劇的に生まれることを表す俗語。

比較的新しい表現であり、三省堂国語辞典に初掲載されたのは2021年。その際は「21世紀になって広まった言葉」と記載されている。

「爆誕」の由来・語源

「爆発」+「誕生」を組み合わせた表現。

1999年に公開された映画『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』における造語という説もあるが、それ以前に漫画『スーパービックリマン』や小説『フィネガンズ・ウェイク』の翻訳版においても登場している。『スーパービックリマン』の掲載誌が『月刊コロコロコミック』であったことから、「コロコロコミック語」として扱われることもある。

以上のように明確な初出は不明だが、伝説のポケモン”ルギア”を巡る『ルギア爆誕』をきっかけに、「爆誕」という言葉は広く知られるようになった。映画関係者が「爆誕」というキーワードに注目しており、タイトル考案時にもプッシュしていたと、脚本家・首藤剛志が明かしている。

英訳すると「the sudden emergence」。

アイドルグループ・嵐の公式Twitterでは、メンバーによる「相葉マーライオン爆誕」という表現が「the sudden emergence of Aiba's Merlion」と英訳されていた。

また、大槻ケンヂ率いるバンド・特撮のファーストアルバムのタイトルが『爆誕』。

アーティストやクリエイターが「爆誕」を使用すると、ファンはより印象的な作品を期待する傾向にある。

「爆誕」の活用例

▽誰かの誕生日を祝う場合

「生誕」と似たようなニュアンスで使用する。

「私・爆誕しました!今年も一年よろしくお願いします」

「◯◯さん爆誕おめでとう」

「推し爆誕!生まれてきてくれてありがとう」

「爆誕祭(=誕生日パーティ)のケーキ買ってくる」

「このたび無事に第一子が爆誕しました(=第一子を出産しました)」

▽新しいものが生まれた場合

「デビュー」「新設」などと似たようなニュアンスで使用する。

「人気のラーメン屋の二号店が爆誕した」

「メジャーリーガー◯◯選手が爆誕」

「推しのYouTubeチャンネルで爆誕して大歓喜」

▽ゲームで目当てのキャラをゲットした場合

「ようやく(キャラ名)爆誕した~!」

「ガチャ100連目で(キャラ名)爆誕」

「推しキャラ爆誕ためガチャ天井した」▽魅力的なもの・衝撃的なものが登場した場合

「推しの超かわいい動画が爆誕してたので観てもらっていいですか?」

「新作で俺得シーンが爆誕してた」

「また名曲の爆誕が望まれている」

「料理下手の友達が、恐ろしい失敗ケーキを爆誕させてた」

▽現状が劇的に変化する場合

「この化粧水、透明感が爆誕するから使ってみて」

「メイク頑張ったらそこそこな美女が爆誕してる」

「メジャーデビューで新たなファンが爆誕したらしい」

▽Twitter上の名前を変更する場合

「爆誕つける」=「相手や自分の誕生日を祝うため、ユーザー名の後ろに”@爆誕”をつけること」

「◯◯ちゃん誕生日おめでとう!爆誕つけるね」

「推しが昨日誕生日だったらしい…!来年は忘れず爆誕つける…」

「今月誕生日のフォロワーさんいますか?いたら爆誕つけるのでリプください」

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