
政府は8日、中国の新型コロナウイルス対策の抜本的な緩和を踏まえ、水際対策をより厳格化する臨時措置を始める。香港とマカオを除く中国本土からの直行便の入国者に、出国前72時間以内の陰性証明書の提示を義務化。入国時検査は精度の高い抗原定量検査かPCR検査とした。政府は国際的な人の流れは止めず、リスクの高い変異株の流入を防ぎたい構えだ。
政府は中国での感染急増を受け、昨年12月末に対策を強化。中国本土からの直行便での渡航者や7日以内に中国本土へ渡航歴がある人に入国時検査を義務付けたが、さらに対策を厳しくした。