【ワシントン共同】米国で大統領選結果を議会で容易に覆せないようにする大統領選改革法が6日までに成立した。2021年1月に大統領選結果の転覆を狙ったトランプ前大統領の支持者による議会襲撃事件の再発防止が狙い。
議会での大統領選結果の認定手続きを定めた1887年の法律を厳格化する内容。トランプ氏や支持者らが議会襲撃の際、上院議長を兼務するペンス副大統領(当時)には各州が認定した選挙結果を覆す権限があると主張したのを踏まえ、副大統領の役割は事務的なものに過ぎないと明記したことが柱となっている。
バイデン大統領が2022年12月29日に署名し、成立した。