無駄遣いを“本当に”していなければお金は貯まる!「安いから買った」を繰り返している人に読んでほしい、節約を習慣化させるコツ

安いものではなく、必要なものを買う

節約を実践していく上で、習慣化させることはかなり重要なポイントだと思います。どんな節約習慣を意識すればいいのか、節約・家事アドバイザーの矢野きくのさんに、SBSラジオ『IPPO』パーソナリティの牧野克彦アナウンサーが聞きました。

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矢野;自分は無駄遣いをしないと思っている人でも、実は意外と不要なものを買っているものです。安いからではなく、必要なものを買う習慣を身に付けることで、支出をぐっと抑えられます。

牧野;シンプルですが、すごく大事なことですね。買いたい衝動が出てきたとき、矢野さんはどのように対処していますか。

矢野;これを買ったら、自分がどう得をするのか、どう幸せになるのか、この商品が自分にとってどういう価値があるのかを冷静に考えて判断するようにしています。

牧野;まず、頭の中でイメージするということですね。

無駄遣いしていないつもりでも意外に…

“ポイ活”情報に敏感になる

矢野;“ポイ活”という言葉が出てくるくらい、ポイントありきの時代です。日頃の買い物だけでなく、ふるさと納税などでも、申請先を選べばポイントを得ることができます。私は昨年、還元率の高い日にふるさと納税を行ったので、1万円の納税で2,000円分くらいのポイントをもらうことができました。

牧野;支払う金額が大きくなると、還元ポイントも大きくなりますね。

自分が持っているものをきちんと把握する

矢野;洗剤や調味料などの日用品はもちろんですが、衣類や化粧品などでも、自分が何をどれだけ持っているのかを把握できると、似たようなものを買わなくなり、支出を減らすことができます。

牧野;正確に把握するには、どうするのがいいでしょうか。

矢野;最初の頃は、すべてノートに書き出すようにしていました。するとそのうち、自分が所持している数だけでなく、自分にとって必要な数もわかってきたんです。例えば、洗剤や調味料はいま使っているものの、ほかに予備が1つほしいといった具合です。ですので、まずはノートをつけることをおすすめします。

必要なものがわかってくると、不要なものもわかるようになるので、それらは処分するなどして持ち物の整理もできるといいですね。

個人の努力で値上げの波を止めることはできませんが、自分の行動を変えることで支出を抑えることはできます。どんな工夫ができるのか、ぜひ考えてほしいです。「節約=つらい」という意識ではなかなか続かないので、ゲーム感覚で楽しんで取り組んでもらえればと思います。

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