小学生プログラミング県大会 松本さん兄妹が栄冠

グランプリに輝いた松本陽希君、望来さん兄妹のプレゼンテーション=7日午後、県総合文化センター

 プログラミング技術を駆使して制作した作品を競う「TKCとちぎプログラミングアワード 全国選抜小学生プログラミング大会県大会2022」(下野新聞社など主催)の最終審査会が7日、宇都宮市の県総合文化センターで開かれた。

 グランプリTKC賞には、芳賀町芳賀北小5年松本陽希(まつもとはるき)君(11)、同2年望来(みく)さん(8)きょうだいの「チームみらいファーム」が輝いた。2人は「ロボットで農業を守ろう!」というタイトルで、イチゴの収穫ロボットを動かすプログラミング作品を披露した。

 大会はプログラミング技術で課題を解決する発想力や、解決策を論理的に発表する能力を競うのが目的。3回目の今回のテーマは「みんなのみらい」で、計165点の応募があった。書類審査を通過した10組が最終審査に臨み、学識経験者らを前に自作プログラムをプレゼンテーションした。

 審査員特別賞のフューチャー賞は、那須塩原市黒磯小1年大塚(おおつか)陽葵(ひなた)さん(7)が獲得。「ぶつからないミライ」と題し、ランドセルに取り付けたタブレット端末が車の接近を知らせるプログラムを開発した。

 グランプリのチームみらいファームは、3月に都内で開かれる全国大会に出場する。2人は表彰式で「うれしくて涙が出そう。全国でも頑張りたい」と話した。

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