キャンプ業界のレジェンドの愛車におぎやはぎも首ったけ!?伝説のシェビーバンを徹底解剖

ガレージブランドの代表として、さらには昨今のバンライフブームを支えるバンビルダーとしても活躍する「ワカさん」こと茨木一綺さんと、「アネゴ」こと茨木美伽さんご夫婦。おふたりが作り上げたシェビーバン(1960年代から90年代にかけて生産されたシボレー・バン)は、業界内では知らない人がいないほど実用的でスタイリッシュ。おぎやはぎのふたりも目を丸くした、その1979年式のGMC ラリーSTXとは一体? とくとご覧ください!

多くのキャンパーが憧れる旅スタイル「バンライフ」の牽引者がハピキャンに登場

photographer 吉田 達史

キャンパーが行き着く旅スタイルとして、いま“バンライフ”が注目を集めています。バンを改造して居住性を高め、車中泊しながら旅するスタイル。時にはテント泊をするもよし、旅館に泊まるもよし。そこには自由な世界が広がっています。もちろん快適性はキャンピングカーにはかないませんが、自分の好きなクルマを好きなスタイルにカスタマイズできるなど、そこには大きなロマンが広がっています。

日本のバンライフのパイオニアは、シエルブルーの運営者としても知られるこのふたり

photographer 吉田 達史

もともとはアメリカで広まったバンライフ。広大な国土を旅をしながら仕事もこなすライフスタイルとして普及しました。コロナ禍によってリモートワークが定着化する中、このバンライフに憧れを抱く人が増加。新たなアウトドアカルチャーのひとつとして、いま急伸中のカテゴリと言って差し支えないでしょう。そんなバンライフを早々に実践していたのが今回の主役の茨木夫婦です。

ワカさん(写真右)とアネゴさん(写真左)は、ガレージブランド「CielBleu.(シエルブルー)」の代表として、そしてイベント「Let’s Chill Out(レッツチルアウト)」の主催者として、さらにはバンライフのためのバンを手がけるバンビルダーとしても知られる存在です。

そんなふたりの現在の愛車は1979年式のGMC ラリーSTX

photographer 吉田 達史

1979年製GMCのシェビーバン・ラリーSTXが今のおふたりの愛車です。購入は3年前ですが、もともと違う年式のシェビーバンに乗っていて、ここ15年くらいはずっと年式の異なる同車を乗り継いでいるとのこと。そんな中でもこの一台は特にお気に入りだとか。理由は、おぎやはぎとのこの後のやりとりに出てきますよ。

ワカさんご夫婦の元におぎやはぎが到着!シェビーバンを見てのリアクションに注目!

photographer 吉田 達史
photographer 吉田 達史

キャンプフィールドに一際目立つブルーのジープ・グラディエーターに乗って登場したおぎやはぎ一行。力強く男前なピックアップがフィールドに映えますね!

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こんにちは〜。初めまして茨木と申します。

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こんにちは! 本日はいろいろ教えてくれるとのことで楽しみにやってきました!

なんて挨拶もほどほどに早速本題へ。

みんなが興味津々!ワカさんのシェビーバンにはどんなこだわりが詰まってる?

photographer 吉田 達史

到着するやいなや、すぐにワカさんのクルマに食いつくおぎやはぎと、この日ゲストとして出演していた磯山さやかさん&ダレノガレ明美さん。古き良き時代のアメリカを感じさせる力強いデザインのシェビーバンに興味津々な様子です。

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でっかいなぁ! なんていうクルマですか?

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一般的にシェビーバンと呼ばれるクルマですが、厳密にはGMCのラリーSTXです。アメリカに暮らしていたこともあって、アメ車が好きなんです。球数はだいぶ少なくなってきちゃって手に入りにくくはなっているのですが、ここ15年くらいずっとこの車種に乗っています。このクルマ自体は3年前に購入しました

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古いアメ車ってやっぱり壊れやすいんじゃないですか?

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実はアメ車 に乗って長いんですが、まだ一度も動かなくなってレッカーを呼んだ事がないんです(笑)特に今回の子は購入した状態があまりにボロボロだったので、エンジンもミッションも足回りも外装も、ほぼすべてにおいて自分たちで手を入れたんです。前のクルマも壊れたから買い替えたというワケじゃなくて、純粋にこの初期型の角目が好きで探していたんですよ

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確かにこのパーツはソソられる!

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この角目フェイスのサイドに“RALLY STX”って入っているでしょ? これはラリーワゴンの最上級クラスを示すエンブレムで、なかなか珍しいタイプなんです。なのでボロボロだったけど出てきた時に即決で購入しました

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ウッドプロダクツのプロが手掛ける、唯一無二のインテリアをチェック!

photographer 吉田 達史

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内装はこれ、もちろんオリジナルじゃないよね?

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そこもボクらの仕事でして、ウッド張りからオーディオやメーター類に至るまで、全部カスタマイズしています。ボクらはシエルブルーっていうブランド名で、アウトドア向けのウッドファニチャーを作っているので、その辺は得意ジャンルなんです。まぁ、子どもの頃からずっとタイヤの付いた乗り物ばかりいじっていた成れの果てというやつですね(笑)

photographer 吉田 達史
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奥さんはイヤなんじゃない? こんなのに付き合わされて(笑)

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そんなことないですよ。むしろママのほうが乗り気かもしれません。ちなみにボクたちは、家具作りもクルマの内装もふたりでやっているので、ほぼ24時間360日くらいは一緒にいます(笑)

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え! 奥さんも作るほう!?

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やりますよ! シエルブルーっていうブランドはそもそも、うちの実家の工場を間借りするところから始まったんです

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じゃあこのカスタマイズもすべて2人でやってるんだぁ。それはすごいね

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カッコいいなぁ、クルマもご夫婦も

家族5人が寝られるバン。これぞキャンパーが目指す理想形!?

photographer 吉田 達史

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やっぱさ、キャンプといえばアメリカじゃん? だからアメ車が似合うよね〜。古いランタンとかとの相性を考えると抜群だよ。キャンプを突き詰めていくと、最後はこうなっていくんだなぁって思ったよ

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行き着く先のクルマとスタイルだよね。うちの義理の弟が、すっごいキャンピグカー好きで、何台か持っているのよ。で、やっぱり中を作り込んでてさ、それがまたカッコいいんだよなぁ。バンをそういったキャンピングカー仕様にするっていうのは考えてもなかったけど、ありだよね

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いやーほんとにありあり。これで夫婦で旅に出るんでしょ? 最高だよね

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家族でも行きますよ! 5人で寝ます

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5人? お子さんはまだ小さいの?

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いや、上の子はもう22歳ですね。ある程度の車幅があるから、大人でも横向きで足を伸ばして寝られるんです。あと運転席がスウィベルチェアになっていて回転させられるのと、ルーフテントも積んでいるので、5人くらいなら簡単に寝れちゃうんですよ

photographer 吉田 達史
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さすが、車中泊用に作ってるだけあるね。若い頃にそんな旅ができたら楽しかっただろうなぁ

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そうだね。今なら旅館を予約しちゃいそうな気もするけど

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