ロナウドはキャプテンになれずにキレた…元ユナイテッドFWヨークが退団騒動を代弁

マンチェスター・ユナイテッドを退団し、サウジアラビアのアル・ナスルへ移籍したクリスティアーノ・ロナウド。

ピアース・モーガン氏とのインタビューでクラブを公然と批判したことで、関係は修復不可能なものになってしまった。

そうしたなか、かつてユナイテッドで活躍したドワイト・ヨーク氏がロナウドに言及した。

現在はオーストラリアのクラブチームで監督を務めている同氏は、『The National』でこう述べた。

「私はユナイテッドについてはあまりコメントしない。いまでもグローバルアンバサダーを務めているし、あのクラブと素晴らしい関係にあるからね。

ただ、クリスティアーノがしたことは驚きではないんだ。

オーストラリアに行く前にユナイテッドで10日ほど視察をした際、秘かに彼と1対1で話した。

ロナウドが30分の時間をくれたのは幸運だったし、2人で深い話をした。

クラブで起きていることに満足しているない個人がいることは知っていた。

彼はそれを非常にオープンに、正直に私に伝えてくれた。彼は明らかに不満だった。

クラブが自分の思うように進んでいないと感じており、次期監督にある要求をしていた。

私はそれが実現しなかった場合には何かが起きると感じていた。だから、全てが明らかになった時、これは爆発寸前の時限爆弾だと思ったね」

「本当に情熱があり、ユナイテッドを本当に愛しており、クラブをトップの座に戻したがっていた人間がいた。

だが、彼は明らかに感じていた。クラブをそこに近づけるようにするためには自分がやるしかないと。彼はリーダーになる必要があったと思う。

(キャプテンの)ハリー・マグワイアが完全に受け入れられていない状況で、ロナウドはそれが正しい判断ではなく、自分がリードするべきだと感じたのだろう。

チーム得点王でもあった彼は、自分に十分な敬意が払われてないと感じていた。なぜなら、昨季のユナイテッドは彼なしではどこにも行けなかっただろうからね。

彼は正当な評価を得られていないと感じているのだろう。そして、ピアーズ・モーガンとのインタビューや、公然と話したあのやり方で多くの批判を浴びることになった。

ただ、彼はもう十分だと感じたんだと思う。クラブが自分の思うような方向に進んでいないことを目の当たりにした。彼は牽引したかったが、その機会を与えられず、キレてしまったのさ。

ロナウドはサウジで働くので連鎖反応を起こすことができる。

数日しかそこにいないゴルファーとは違い、ロナウドはサウジで暮らしながら働く。この地域でのサッカーを向上させるため、自分のレガシーを引き継ぐためにね。

すでにその影響は出ているよ。誰もがサウジを話題にしているからね。

いまやサウジサッカーは世界地図に載るようになったが、それはロナウドのおかげだ。

彼はサウジでレガシーを築き、成功し続けるだろう。自分のサッカーに集中するだろうからね」

問題に起きる前にロナウドと話していたそうで、彼は明らかにユナイテッドに対して不満を抱えていたという。

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そのうえで、ロナウドを批判することはせずに擁護していたようだ。

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