
新型コロナウイルス感染拡大に伴う、中国本土からの入国者に対する臨時的な水際対策の強化が8日始まり、成田空港でも直行便で到着した乗客らに対し、出国前72時間以内の陰性証明書の提示が新たに義務化された。精度の高い抗原定量検査かPCR検査による入国時検査も求める。
第2ターミナルでは8日午後、上海から乗客150人が到着。抗原定量検査のための唾液を採取した後、新たに設けられたブースで検疫スタッフに陰性を証明する紙やアプリの画面を提示していた。
東京都町田市の会社員高野秀明さん(51)は中国での単身赴任から帰国。「病院が混雑し、陰性証明の取得に苦労した」と話した。