GⅢ・フェアリーS(月曜・中山)
明け3歳の牝馬による芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔120〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔401〕。
6番人気以下〔365〕、2ケタ人気馬〔320〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
2本の万馬券は3万馬券という、波乱の牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔001〕。8着馬。
アルテミスSから〔100〕。13着馬。
京都2歳Sから〔100〕。8着馬。
1勝クラスから〔371〕。4着以内が8頭に、掲示板を外していた馬が3頭。
新馬勝ちから〔215〕。
未勝利勝ち、まずは芝から〔322〕。
ダートから〔001〕。ですが、こちらも芝に2着があった馬です。
重賞組の3頭共に掲示板を外していましたが、前々走ではすべて1着の馬。
さらに、連対20頭すべてが、重賞連対歴やOP勝ちのない馬です。
連対20頭中15頭に芝1600m以上での勝ちがあり、4頭に1勝クラス以上の芝1600m戦での4着以内が、また残りの1頭には芝1400mでの2着がありました。
距離もそうですが、1勝クラスを勝ち上がれない馬でも好走できてしまうあたりに、このレースの難しさがあるようです。
関東馬〔1089〕に対し、関西馬〔021〕。
関東馬が関西馬を圧倒している、数少ない重賞です。
キャリアは不問。
ただ、勝ち馬10頭中8頭が1ケタ馬番の馬。残る2頭は14番と15番の馬。内枠が絶対ではありませんが、中山芝1600m戦は外枠不利を頭の中に置いておいたほうがよさそうです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』