平和へ思い万国共通 宮崎市で県在住外国人の書展示

外国人の書いた作品を見る来場者

 平和について考えるきっかけにしてもらおうと、県青年国際交流機構(荒武千穂会長)は県内在住の外国人が「平和」と書いた書道作品を宮崎市清武町の清武児童文化センターで展示している。19日まで。
 海外派遣事業などの参加経験者でつくる同機構などが昨年12月に初開催した外国人向けの書道体験イベントの作品を並べている。出品しているイギリスやルーマニア、インドなど7カ国12人の大半が習字は初挑戦。1時間練習して書き上げた作品には、「世界は一つの家族です」「平和の始まりは笑顔」など、平和への思いを込めたコメントが母国語と日本語で添えられている。
 同町今泉甲のパート職員黒田笑子さん(67)は「こんなにもさまざまな国の人が県内で活動していることを知るいい機会になった」と話していた。
 着物の着付けやガールスカウトの子どもたちとの交流など、同機構の2019年からの活動の様子なども展示されている。

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