沖縄SV始動、JFL参入1季目へ意気込み 沖縄・うるま市で初練習 3月開幕

 九州リーグから昇格し、日本フットボールリーグ(JFL)参入1季目に挑む沖縄SVが8日、チーム初練習を行った。うるま市具志川多種目球技場で、新加入選手らを含めた23選手がパス回しを中心とした軽めのメニューをこなし、体をほぐした。リーグは3月に開幕し、全16チームがホーム&アウェーの2回戦総当たりで、各チーム年間30試合をこなす。髙原直泰監督兼選手は「結果を出すことが一番大事」と意気込んだ。

 県出身のFW儀保幸英は昨年、昇格を懸けた全国地域チャンピオンズリーグ決勝ラウンドで途中出場はあったものの、無得点に終わった。「もっと出たかったし、与えられた時間でのプレーにも満足してない。課題も見えたし、伸びしろがあると捉えたい」と前向きだ。「スピードとシュートに自信がある。得点なりアシストなり、自分の役割をこなしていきたい」と決意を込めた。

 得点源となり、昇格の立役者となったFW一木立一はJ2群馬から完全移籍でチームに加わった。「もう一度オファーをもらって、チームの一員として懸ける思いは強い。得点王を狙う」と心強かった。

 奄美大島出身で新加入のFW伊集院雷は「みんなが話し掛けてくれて入りやすかった」と徐々にチームに溶けこんだ様子だ。「背後への抜け出しとスピードが武器。スタメンを狙っていく」と闘志を燃やしていた。 (大城三太)

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