松山英樹“収穫”の72ホール完走 後半全てドライバー「良くなってきた部分も」

後半はパー3以外全てのティショットで1Wを握った(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 最終日(8日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)

松山英樹は4バーディ、3ボギーの「72」で回り、通算16アンダー21位で新年初戦を終えた。後半はパー3の11番を除く8ホール全てのティショットでドライバーを振った。時には海風に向き合いながら、「ドライバーに関しては曲がった部分もあるけど(調子が)良くなってきた部分もある」。2カ月ぶりの実戦で4日間やり遂げたことも「収穫」と評価した。

13番の2打目。ブッシュに入れてトラブルになるもパーでしのいだ(撮影/田辺安啓(JJ))

13番はアゲンストの風が吹く中でティショットは右のブッシュへ飛び、2打目は出すだけ。3打目のアプローチでピン奥2mにつけてパーをセーブした。14番は3mのチャンスを外してパー。アイアンでのセカンドショットをブッシュに入れてボギーを喫した15番から、出入りの激しいプレーになった。

同学年のイ・キョンフンとプレー(撮影/田辺安啓(JJ))

16番はティショットが傾斜を転がって315ydを記録し、ピン奥3m強を沈めてバーディにした。しかし、17番は3パットのボギー。最終18番(パー5)は334ydを飛ばしてフェアウェイの真ん中をとらえ、新しく投入した3Wでグリーンそばまで運んで1.4mのバーディパットを入れて締めくくった。「ショットはもう少しかなという感じ。パッティングも悪くはなかったけど、最後の方はバタバタとしてしまって。しっかりといい調整ができるようにしたい」と振り返った。

予選カットがない大会。2カ月ぶりの実戦で4日間を完走(撮影/田辺安啓(JJ))

次週はアジア勢最多タイの米ツアー8勝目をマークした「ソニーオープンinハワイ」(12日開幕)に向かう。「そこ(連覇)まで考えられる状態ではない。4日間できたので、来週も4日間できたらと思います」とまずは体調を整えながら、予選カットがある大会に臨む。(ハワイ州カパルア/石井操)

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