【動画あり】ゆいレール、3両化の新造車両が那覇港に到着 陸揚げ作業始まる 

 沖縄都市モノレール(ゆいレール、渡慶次道俊社長)の車両3両化に向けた最初の新造車両が9日、那覇市の那覇港に到着した。同社は3両編成化に向けた新造車両を2023年度にかけて計4編成導入する予定で、本年度は2編成を導入する。
 新造車両を乗せた船は6日に山口県の日立製作所を出発し、9日の午前8時頃に那覇港に到着した。その後車両の陸揚げに向けた作業が始まり、同11時05分頃に1両目の車両が船から姿を現した。
 那覇港では県民やカメラを持ったファンのほか、通りかかった観光客など約20人が作業を見守った。那覇市内から訪れた男性(21)は車両の陸揚げについて「生まれて初めて見るので斬新だ。未明の陸送も見てみたい」と語り、カメラのシャッターを切った。東京から観光で訪れ、偶然通りかかったという女性(54)はモノレールの3両化について「コロナも収まって観光客が増えると思うのですごくいいと思う。沖縄の交通網はバスが中心で観光客には分かりにくいので、モノレールの延伸にも期待したい」と今後の発展に期待を
込めた。
 都市モノレール社の担当者は「3両化の進捗が目に見えて進んでおり、非常にうれしく思う」と語った。
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