『シックス・センス』のどんでん返し監督 良い結末を用意する方法語る「おわりにカギを渡す」

M・ナイト・シャマラン監督(52)は、映画に良い結末を用意するのは簡単なことだと語る。最後の大どんでん返しで有名なシャマラン監督は、優れた映画製作者は、作品の締めで、あらゆる側面が網羅されているのを確認すべきだと強調している。

『シックス・センス』などで知られるシャマラン監督はYouTubeチャンネル『ジェイクズ・テイク』でこう語っている。

「映画の最後に残るものが、あなたが何を見たかを教えてくれるべきなんです。おわりに、全て観てきたことを解釈するカギを渡すのです。筋だけではないですよ」「トーンやアプローチについてもです。焦点がぼやけていたり、ある一面だけを取り上げていたりすると、作品全体、物語全体を語ることができないからです」。

また、シャマラン監督は、作品を進める上で慎重なアプローチをとることで知られており、キャリアを重ねるにつれ、ネタばらしを簡単にしないよう徹底することに、より慎重にならなければならなくなったという。そして最近は映画会社が観客に映画に関する情報を与えすぎることを懸念しており、撮影を実際にする人がそのプロセスをコントロールすべきだと考えているという。

シャマラン監督は「今、私がよく考えていることです。私のキャリアの初期には、私は映画を作り、マーケティングにそれを渡していましたが、私の最近の4つの映画ではそうではありません」「彼ら(映画会社)は、私が物語を語る前に、まず観客と物語を始めているのです。私たちは同じ物語を語っているのだから、同期していなければならないのです」と語っている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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