
[高校選手権決勝] 岡山学芸館 3-1 東山/1月9日(月)/国立競技場
1月9日に高校サッカー選手権の決勝が開催。国立競技場で岡山学芸館(岡山)と東山(京都)が対戦した。
両校とも勝てば初優勝となる一戦。試合は序盤から、激しい球際の攻防を見せる緊迫した展開が続く。
そんななか、最初にチャンスを迎えたのは、ボールポゼッションで優位に立つ東山。前半16分にFW北村圭司朗が力強いドリブル突破からクロスを上げたが、惜しくも味方には合わなかった。
一方、カウンターからチャンスを作る岡山学芸館は前半25分、右サイドを抜け出したFW今井拓人がそのまま持ち上がり、ゴール前にクロスを供給。東山のDF新谷陸人にブロックされたが、ボールはそのままゴールに吸い込まれ、先制に成功する。
リードを許した東山は前半44分、左サイドに流れた北村が相手DFを引きつけてラストパス。これに反応したMF真田蓮司が、エリア手前から技ありシュートをゴール右上に突き刺して、試合を振り出しに戻した。このまま前半を1-1で終える。
迎えた後半、岡山学芸館は7分に左サイドからMF田口裕真のピンポイントクロスにMF木村匡吾が頭で合わせてネットを揺らし、勝ち越しゴールを奪う。
追いかける東山は後半14分、MF阪田澪哉の折り返しを真田がダイレクト狙ったが、枠を捉えられなかった。さらに同29分にも阪田がヘディングシュートを狙ったが、クロスバーをはじいた。
岡山学芸館は後半40分、ロングスローからファーサイドでフリーになった木村が、ボレーを突き刺し、追加点を挙げる。
試合終盤、東山は前線にボールを供給し、猛攻を仕掛けるも、岡山学芸館の粘り強い守備の前に得点は奪えず。試合はこのまま3-1で終了。岡山学芸館が県勢初となる選手権優勝を飾った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部