【鳥インフルエンザ】一連の感染で約72万羽の殺処分 広島県内4例目の農場で殺処分 完了

広島県は9日、世羅町の農場で発生した今季4例目の高病原性鳥インフルエンザについて、ニワトリ約29万羽の殺処分が完了したと発表しましました。県内では今季、世羅町の4つの農場で鳥インフルエンザが発生していて、あわせて約72万羽が殺処分されました。

県によりますと、今季4例目の発生となった農場では、8日午後10時35分に、飼育されていたニワトリ29万415羽の殺処分が完了したということです。

県内では12月16日、世羅町にある採卵用のニワトリの農場で、今季初めて鳥インフルエンザを確認しました。その後、周辺の3つ農場でも確認。ニワトリの殺処分は、4つの農場で、あわせて71万7475羽に上りました。

県によりますと、一連の感染によるニワトリの殺処分は完了しましたが、引き続き防疫措置は実施しているということで、「移動制限区域」や「搬出制限区域」は、まだ解除されていないということです。

県は、「これまで鶏肉や卵を食べることで人に感染した例は報告されていないない」と冷静な行動を呼びかけています。

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