J1川崎が始動 王座奪還へ「ゼロからスタート」 大卒やユース昇格組も精力的に

J1王座奪還に向けて始動した川崎=麻生グラウンド

 リーグ王座奪還を狙うJ1川崎が9日、川崎市麻生区の麻生グラウンドで今季初の全体練習を行い、シーズン開幕に向けて始動した。

 ブラジルで右足首を手術したレアンドロダミアンと家庭の事情で来日が遅れているマルシーニョを除く30選手が参加。全日本大学選手権で初優勝した桐蔭横浜大から加入したFW山田や、ユースから昇格したMF大関ら8人の新戦力も精力的に体を動かした。

 昨季はリーグ最終節まで横浜Mと優勝を争ったが2位に終わった。クラブ史上最長となる7年目の指揮を執る鬼木達監督は「今まで積み上げてきたものはあるが、改めてゼロからスタートしたい。チャレンジャー精神を持ちながらも強気にやっていく」と抱負を語った。

 チームは13日まで同グラウンドで練習を行い、15日から沖縄県内で1次キャンプに臨む。

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