小田原で風魔忍者ショー 戦いや修行の様子を熱演

風魔忍者祭りで忍者修行を披露する子どもたち=9日、小田原市栄町1丁目

 戦国時代、北条氏を陰で支えたとされる「風魔忍者」の存在を知ってもらおうと、小田原駅前のお城通り商店街などで9日、刀などの武器を使った忍者ショーが行われた。

 演目を繰り広げたのは、小田原市観光協会による2021年度の忍者養成講座を受講した市内外在住の約20人。「相州乱破(らっぱ)衆 風魔」と名付けた団体の中には、子どもも6人いる。

 約1時間のショーでは白熱の戦いを演じたり、修行の様子を披露したりした。市民ら約300人が見入り、間近で観覧した子どもたちからは「忍者がかっこよかった」と歓声が上がっていた。

 ショーは7~9日、小田原城付近の商店街を活気づけようと、駅前お城通り商店会が主催し、市商店街連合会が協力するなどした「風魔忍者祭り」の一環で開かれた。

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