椎葉代表、台風被害の古里に元気を 宮崎県市町村対抗駅伝

第13回県市町村対抗駅伝競走大会の解団式で、笑顔を見せる椎葉村の選手ら=9日午後、宮崎市・宮田町(撮影時のみマスクを外しています)

 被災した古里に走りで元気を―。宮崎市で9日に開かれた第13回県市町村対抗駅伝競走大会町村の部に出場した椎葉村は、特別な思いで臨んだ。昨年9月の台風14号で甚大な被害を受け、今も影響が色濃く残る同村。「頑張っている姿を村民に見せたい」。復旧作業に励む建設作業員、1時間以上かかる迂回路を使って合同練習に通った小学生―。十分な練習環境が整わない中、選手それぞれが故郷への強い思いや誇りを胸に、12区間39.2キロを走り抜いた。

© 株式会社宮崎日日新聞社