鳥インフル殺処分、今季1千万羽 宮崎・川南町で新たに確認

鳥インフルエンザが発生した宮崎県川南町の養鶏場で、殺処分作業に臨む関係者=10日午前(県提供)

 宮崎県は10日、川南町の養鶏場で見つかった高病原性の鳥インフルエンザ感染が疑われる事例に関し、遺伝子検査で陽性を確認し、この養鶏場で飼育する採卵鶏約10万羽の殺処分を始めた。農林水産省によると、今シーズンの鳥インフルエンザによる鶏などの処分対象数が全国で1千万羽を超えることになる。

 宮崎県の感染確認は今季3例目。国が今後、高病原性かどうかを確定させる。

 今シーズンは全国的に鳥インフルエンザの発生が多発し、殺処分数は既にこれまで最も多かった2020年11月~21年3月のシーズンの計987万羽を上回っていた。

鳥インフルエンザが発生した宮崎県川南町の養鶏場で、殺処分作業を進める関係者=10日午前(県提供)
鳥インフルエンザが確認された宮崎県新富町の養鶏場で、殺処分作業を進める関係者=2022年11月20日(県提供)

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