クリスティアーノ・ロナウドという世界的なスターを獲得したサウジアラビアのアル・ナスル。
サウジは2030年のワールドカップ招致を目指しており、ロナウドはそのための大使としての役割も担う。
同国リーグは外国人枠が8人に制限されているが、アル・ナスルはロナウド以外にも世界的スターを獲得しようとしているようだ。これまで噂になった選手たちをまとめてみよう。
ルカ・モドリッチ
レアル・マドリー、クロアチア代表MF、37歳
2018年にバロンドールを受賞したレアルの10番。
『Marca』によれば、アル・ナスルは魅惑的なオファーを送ったというが、モドリッチはそれを断ったそう。
彼とレアルとの契約は現時点では今季限り。ただ、本人は最低でももう1年はレアルでプレーを続けることを希望している。
ただ、アル・ナスルは2024年の夏に獲得に再トライする可能性があるようだ。その時には40歳近いが…。
セルヒオ・ラモス
PSG、元スペイン代表DF、36歳
彼もPSGとの契約が今季限りとなっている。
すでにアル・ナスルはコンタクトをとっており、「もしPSGと契約を延長しないのであればオファーを出す」と約束しているそう。
ラモス側はまずPSGがどのような立場にあるかを確認したい考えで、決断はそれ以降になるようだが…。
エンゴロ・カンテ
チェルシー、フランス代表MF、31歳
世界最強ボランチとして君臨してきた彼も契約は今季限り。今季は怪我のためにほぼプレーできておらず、W杯も欠場した。
そんな彼をバルセロナが獲得しようとしているが、アル・ナスルも天文学的なオファーで争奪戦に参戦してきたとされている。
エデン・アザール
レアル・マドリー、元ベルギー代表MF、32歳
彼はレアルと2024年まで契約を結んでいるが、いまや控えが定位置になっている。昨年のW杯後には代表引退も宣言した。
アル・ナスルのルディ・ガルシア監督は、リール時代にアザールを指導した元恩師。その関係性を利用して、引き抜きを狙っているとのこと。
ただ、獲得するとしても、今冬ではなく、今年夏になるようだ。
マルコ・ロイス
ドルトムント、元ドイツ代表MF、33歳
2012年からBVBでプレーを続けてきたレジェンドも契約は今季限り。
アル・ナスル移籍が噂されるなか、本人はこう述べている。
「自分のアドバイザーはすでにコメントした。当然ながら、先を見据えている。まだ契約は6ヵ月残っているので、考えなければいけない。話し合いをして、どの方向に進むのかを見極める」。
セルヒオ・ブスケツ
バルセロナ、元スペイン代表MF、34歳
バルサの要である中盤の底に君臨し続けてきた彼も契約が今季限り。
MLSのインテル・マイアミへの移籍が噂されており、交渉は何か月も続いているものの、まだ合意には至っていない。
そうしたなか、『ESPN』によれば、アル・ナスルが1300万ユーロ(18億円)もの年俸を用意して獲得に乗り出したという。
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ただ、財政難のバルサは代役の獲得が難しいため、ブスケツとの契約を来年1月まで6ヵ月間延長することも検討しているそう。なお、彼も昨年末のW杯後に代表から引退している。