JR岡山駅東口の路面電車乗り入れ工事始まる 利便性向上へ 2025年度完成予定

JR岡山駅の東口に路面電車が乗り入れるようになる駅前広場の整備事業。10日、本格的な工事が始まりました。

午前8時半、JR岡山駅東口では作業員約10人が閉鎖された一般車の駐車場を囲うフェンスを設置しました。

岡山市によるこの整備事業は、公共交通の利便性を上げるため、現在、岡山駅から約100m離れている路面電車の停留所を駅前に移動させるものです。

10日に始まった工事では、一般車の平面駐車場とタクシー乗り場を入れ替えます。

工事のため平面駐車場は10日から約2年間使えず、一般車での送迎に使われるロータリーも今後使用できなくなる期間があるということです。

(岡山市 西部幹線道路建設課/菊地良典 担当課長)
「本当により良い岡山駅前広場をつくっていくために、安全第一で、なるべく皆さまのご不便にかける期間などを短くしたいと考えていますので、何卒ご協力の方をお願いしたいと考えています」

岡山市によりますと、駐車場とタクシー乗り場を入れ替えることで、タクシーが市役所筋に直接出られるようになります。

また、平面駐車場と地下の駐車場の入口が一つになることで、分かりやすくなり利便性が高まるとしています。

(岡山市 西部幹線道路建設課/菊地良典 担当課長)
「今後変わっていく広場も、路面電車が乗り入れて更に利用しやすい広場になると思うので、できたあかつきには、皆さまに愛されるような広場になってくれることを願っています」

総事業費は約66億円で、2025年度の完成を目指しています。

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