10日、山口県周防大島付近で海上自衛隊の護衛艦が航行不能になっています。
広島海上保安部によりますと、10日午後0時半ごろ、海上自衛隊呉基地所属の護衛艦「いなづま」から「船体に大きな振動があった」と通報がありました。現場は山口県の周防大島沖で海底の岩か何かに当たったものとみられます。
護衛艦は現在自力航行ができない状態でいかりをおろして停泊しています。約190人が乗っていたということですがけが人はいないということです。
護衛艦「いなづま」は尾道市の因島ドックに入っていて、修理を終え10日午前7時45分ごろに出航し、試運転しながら呉基地に帰る途中だったということです。
海上自衛隊呉地方総監部によりますと海面に30m×30mの油の膜が確認できるということです。
第六管区海上保安本部が原因を調べています。