Dステーション・レーシング、2023年もWEC世界耐久選手権に参戦。若手イギリス人を起用

 1月10日、WEC世界耐久選手権をはじめ国内外で幅広いモータースポーツ活動を展開するDステーション・レーシングは、2023年のWECの参戦体制、100周年を迎えるル・マン24時間の参戦体制を発表した。3年目の挑戦となる今季はほぼ同様の体制を維持しつつも、新たに若手イギリス人ドライバーを起用する。

 GTワールドチャレンジ・アジアやスーパー耐久、アジアン・ル・マン・シリーズなどアストンマーティン・バンテージを使って幅広いモータースポーツ活動を展開しているDステーション・レーシングは、2021年からWECにも挑戦を開始。チームオーナーでもある星野敏、マネージングディレクターでもある藤井誠暢が若手ドライバーと組み挑戦し、2021年はモンツァで、2022年は地元の富士で嬉しい表彰台を獲得した。

 LM-GTEの日本チームとして3年目の挑戦となる2023年は、継続してイギリスのTFスポーツとタッグを組み、WECプログラムの活動拠点としてシリーズ全7戦を戦う。星野、藤井のふたりは変わらないが、2022年に所属したチャーリー・ファグがFIAのドライバーカテゴライズでゴールドに昇格したため、新たにイギリス人のキャスパー・スティーブンソンを起用することになった。

 スティーブンソンはこれまでF4やF3、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパなどで活躍してきたドライバー。WECでの戦いで存在感を示しつつある星野、藤井のふたりとどんな戦いをみせてくれるのか、非常に楽しみなところだろう。

Dステーション・レーシング2023年WEC世界耐久選手権 参戦体制
カーナンバー:777
マシン:アストンマーティン・バンテージGTE
タイヤ:ミシュラン
テクニカルサポート:TFスポーツ/アストンマーティン・レーシング
チームディレクター:トム・フェリエ
ドライバー:星野敏(ブロンズ)/藤井誠暢(ゴールド)/キャスパー・スティーブンソン(シルバー)

2022 WEC第5戦富士 3位表彰台を獲得したDステーション・レーシングの星野敏/藤井誠暢/チャーリー・ファグ

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