【鳥インフルエンザ】殺処分となれば計約155万羽で県内の16%に 三次市の農場で新たに疑い 広島県で今季5例目

広島県内でまた鳥インフルエンザの疑いが判明しました。確定すれば、今シーズン、5例目です。

県によりますと、9日、三次市にある採卵用の農場から「死ぬニワトリが増えている」と連絡がありました。

簡易検査した13羽全てが高病原性鳥インフルエンザ陽性と確認されました。県は、遺伝子検査を実施していて、そこでも陽性が確認されれば、この農場で飼育されている約83万5000羽の殺処分を始めるということです。

湯崎英彦 知事
「県内でも今回の非常に大きな農場含めて多数発生していて、非常に危機感を感じているところです」

県内では12月、世羅町にある4つの採卵用の農場で鳥インフルエンザが確認されました。これまでに4つの農場で、あわせて約72万羽が殺処分されています。

今回、判明した三次市の農場は世羅町の近くにあり、採卵用の農場としては県内有数の規模です。

ここでも殺処分されることになれば、県内での殺処分は合わせておよそ155万羽になり、これは県内のおよそ16%にあたるということです。

湯崎知事は、「流通への影響も確認し、卵が入手できない事態にならないように対応を考えたい」としています。

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